おぎやはぎとカーデザインの巨匠の夢の共演
今年の夏、BS日テレの人気番組「おぎやはぎの愛車遍歴」が特別な企画を用意しました。2023年7月19日から2週にわたり放送されるこのシリーズでは、世界的に有名なカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが緊急来日し、開催された「オートモビルカウンシル2025」と連動した内容が展開されます。
「NO CAR, NO LIFE!」をテーマに、愛車の遍歴を辿り、その人の人生を見える化する本番組。今回は特に、カーデザインの世界において名を馳せるジウジアーロのデザインした名車たちが展示され、視聴者にとって貴重な機会となることでしょう。番組では、著名なカーデザイナーである和田智さんが、ジウジアーロの特集を語る一方、彼自身も該当の巨匠に強く影響を受けていることが紹介されます。
ジウジアーロの影響を受けた和田の道のり
和田さんは1984年に日産自動車に入社し、その後、アウディにも在籍した実績を持ちます。彼はそのキャリアの中で、数々の名車のデザインを手掛けてきました。例えば、セフィーロやプレセア、そしてグロリアなど。小木博明が「アウディのグラフィックデザイナーはすごい日本人がいると噂だ」と言った瞬間、彼が和田さんのことを指していると知ったときの驚きは特に印象的でした。
ジウジアーロの名作たち
「世界を変えたマエストロ」というテーマで展開される企画では、ジウジアーロの名作たちが一堂に会します。その中には、アルファロメオ ジュリア スプリントGTAなど、デザインの裏話を交えた様々なエピソードが披露されます。また、日本初公開とも言える超レアカーが出展される予定で、視聴者の期待が高まります。さらにいすゞ ピアッツァの原型モデルも見ることができ、マツダのS8Pも展示されています。
おぎやはぎの挑戦
詳細な取材を試みたおぎやはぎの小木と矢作は、ジウジアーロに直接会うチャレンジをしていましたが、結果は芳しくありませんでした。その際、小木は「嫌いになっちゃうわ~」とこぼす場面も見受けられますが、2人は何かと工夫を凝らして、巨匠の姿を拝みたいという想いを抱えつつ、イベントに参加しました。視聴者としても、彼らがいかにしてジウジアーロの魅力を感じ取るのか、その過程が見逃せません。
日本車との密接な関係
実は、ジウジアーロは日本車とも深い関係があります。彼のデザインした車は、日本市場でも多く使われてきました。その背景には、日本の自動車文化とのシナジーがあります。そのため、今回のイベントは、彼の業績をアピールするだけでなく、日本の自動車産業にも大きな意義を持つのです。和田さんの言葉を借りれば、「デザイナーの役割は夢を作ることだ」という無言の教えから、今もなお彼は多くのインスピレーションを受けています。
このように、「おぎやはぎの愛車遍歴」の今回の特集は、ただのバラエティ番組ではなく、カーデザインの深さや、日本との関係性を掘り下げる貴重な内容となっています。ぜひ、この思い出深い放送をお見逃しなく!