モーションの新しい形を体験する「うごきのカタチ」
東京で開催されるインスタレーション「うごきのカタチ – Shape of Motion」は、モーショングラフィックデザインを体験できる気鋭のイベントです。この展覧会は、デザインスタジオEDP graphic works Co.,Ltd.が手掛け、昨年パリで大好評を博した内容を日本に持ち帰る形で行われます。
モーショングラフィックデザインとは、映像やCGなど使い、動きの表現を通してストーリーを伝える手法ですが、この展示ではその概念をさらに進化させています。「うごき」に「カタチ」を与える実験が行われ、視覚だけでなく触覚や感覚を通じて動きを実感できる環境が整っています。
このイベントの特筆すべきポイントは、元Dragon AshのダンサーATSUSHIが特別に参加するパフォーマンス「うごきとオドリ」です。パリでのフィニッサージュとして行われたこのパフォーマンスは、インスタレーションの世界に動きをもたらし、アートと身体表現が交差する貴重な機会となります。
「うごき」を知るための場
展覧会では、来場者が普段意識することの少ない「うごき」を再考させる工夫が盛り込まれています。作者たちの作品は、一つ一つにそれぞれの解釈があり、観る人に新たな視点をもたらすことでしょう。また、アイデアを具現化するエンジニア集団nomenaとの協力により、モーショングラフィックデザインがどのように人々の動きの感覚を表現しているかを体感できます。
「うごきのカタチ」が目指すのは、モーションの単なる視覚的表現を超え、動きに内在するさまざまな意味を探求することです。生まれたばかりのこの文化を体験し、理解することで、更なる発展に寄与することが願われています。
展示概要
- - 名称: うごきのカタチ – Shape of Motion
- - 企画制作: EDP graphic works Co., Ltd.
- - 制作協力: nomena
- - 期間: 2025年3月8日(土)〜3月21日(金)
- - 開場時間: 11:00〜19:00
- - 開催場所: ANewFace - 東京都渋谷区神宮前3-1-14 LE REVE 1F
- - 参加アーティスト: 稲田開、伊良皆貴大、内田理穂、遠藤良太、奥田祥生、加藤貴大、小池紅子、佐藤広基
- - 入場料: 無料
特にATSUSHIさんのパフォーマンスは、日時が非公開の招待制となっているため、非常に貴重な機会です。デジタルとアナログ、外面と内面、さまざまな側面で「うごき」を感じていただけることを目的にしており、来場者に新たな感覚を提供することが期待されています。
アーティストたちのコメント
ATSUSHIは、デジタルとアナログの「うごき」を多様な感性で感じ、楽しんでほしいと話しています。また、EDP graphic worksの代表である加藤貴大氏は、日常の中で動き自体を意識する機会が少ないことに触れ、モーショングラフィックが持つ可能性について語っています。
多様な動きの体験を通じて、モーショングラフィックデザインの新たな展開を感じることができる「うごきのカタチ」へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。