映画『そわかの君』
2025-12-09 09:40:56

北海道の風景とフランス文学が出会う短編映画『そわかの君(仮)』が制作中

映画『そわかの君(仮)』の魅力



北海道の厳かな冬を背景に、短編映画『そわかの君(仮)』が現在制作されており、地域の文化遺産として未来へ託すための支援を広く募集しています。この作品は、フランス文学の巨星、ヴィクトール・ユゴーの詩「明日、夜が明けてすぐに(Demain, dès l’aube)」に触発された物語で、監督にヴィクター・ボカードを迎えています。彼は、過去の記憶と向き合う様子を、静かな言葉と映像で描くことを試みています。

物語の舞台背景



映画の中で描かれるのは、静寂に包まれた冬の北海道の風景です。舞台となるのは、安藤忠雄の設計による「頭大仏」であり、小樽の隠れた聖地「オタモイ地蔵尊」です。特に後者は、映画の撮影地となるのは初めての試みです。自然と人の記憶が交差するこの地は、映像詩としての新しい側面を引き出すために非常に重要です。

制作の進捗と支援の呼びかけ



作品は2025年7月に夏パートの撮影が完了し、現在、冬パートの撮影および編集予算300万円の支援が必要です。企業からの出資や商業配給に依存しない国際共同制作として、地域とアーティストの新しい結びつきの象徴ともいえる試みとなっています。この映画は、次世代へと語り継がれる文化遺産の一部として位置づけられています。

監督ヴィクター・ボカードの言葉



ボカード監督は、映画制作に際して「初めて頭大仏の前に立ったとき、その静けさに心が満たされ、祖父との思い出が浮かび上がった」と振り返ります。彼は、自然との対話を通じて人々が記憶と向き合う瞬間を描こうとしており、その普遍的なテーマが北海道という地で再現されることに胸を躍らせています。

登場人物とキャスト



映画に登場する若い男女は、雪の中を歩きながら新たな出会いと別れを体験します。彼女は彼を「終わりと始まりの場所」へ導き、幻想と現実が交錯する姿を描き出します。主演の木村文は、数々の人気作品に出演し、国際映画祭でも俳優賞を受賞した経歴を持つ実力派です。撮影監督エルワン・クロアレクの手による自然光を生かした映像が、映画全体に趣深い美しさをもたらしています。

映画の今後の予定



映画『そわかの君(仮)』は、2026年1月に札幌周辺で冬の撮影を予定しています。この後、春から夏にかけて編集作業を行い、2026年夏以降にはヨーロッパやアジアの映画祭での上映を計画しています。最終的には2027年にオンラインでの公開を予定しています。

支援の方法



このプロジェクトは、北海道の冬の自然を通して“祈り”を形作るものであり、全ての資金が映像制作に向けられます。支援者の方々には、制作の進行に関する最新情報を随時提供し、一緒にこの作品を形作るための仲間としての感謝の意を表します。支援を希望する方は、Mt. MELVILまで直接お問い合わせください。

お問い合わせ



支援に関する詳細や問い合わせは、以下の方法で可能です。


北海道の美しい自然の中で、『そわかの君(仮)』がどのように記憶を紡ぐのか、その公開を心待ちにしています。


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