横浜で開催！自主映画作品が集結する映画祭『第四世界 (not) 3D』

自主映画の祭典『第四世界 (not) 3D』が横浜で開催

2025年6月7日から8日まで、横浜シネマ・ジャック＆ベティにて自主映画を集めた映画祭『第四世界 (not) 3D』が開催される。このイベントは、映画自体の制作・上映の困難さを解消し、自主映画のクリエイターたちに発表の場を提供することを目的としており、今年で3年目を迎える。

映画祭の概要

この映画祭は「映画館で自分の作品が上映される喜びを手軽に」をコンセプトに始まった。自主映画の作り手は年々増えているものの、発表の場は制限されており、良い作品でも日の目を見ないことが多いのが現実だ。従来のコンペ形式では入選しなければ上映が叶わず、それにより多くの優れた自主映画が埋もれてしまう。

特に、映画館での上映となると、長編作品でそれなりの観客動員が必要となるため、ハードルはさらに高くなる。そこで、『第四世界』では公募で集まった作品を一つのプログラムとして上映し、観客の投票により興行収入を作家に還元する仕組みを採用している。

今回の注目作品

今回の映画祭では、特に注目が集まるゲスト作品が2つ上映される。カナザワ映画祭2024「期待の新人監督」部門の観客賞を受賞した話題作『キルマゲドン』と、イメージフォーラム・フェスティバル2019やゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020で話題となった2.5Dアニメーション『乙姫二万年』がAプログラムの中で上映される。この二作品は、他の商業映画では決して味わえない「表現の自由さ」と「斬新さ」、さらに制作者の「情熱」が詰まっている。

そのほかにも、実写ドラマ、アニメーション、短編映画など多彩なラインナップが用意されており、各プログラムは映画祭のウェブサイトで確認できる。チケットはウェブサイトまたは劇場窓口で購入可能で、各プログラムは一律1,900円で提供されている。