5Gによる時刻同期
2025-11-19 09:50:24

5Gを活用した新たな時刻同期システムの実証実験が始まる!

5Gを利用したローカル5G基地局の時刻同期実証実験



株式会社NHKテクノロジーズは、技術革新の一翼を担うべく、ソフトバンクと連携し、ローカル5Gを利用した新たな時刻同期システムの実証実験を行っています。この実証実験では、ソフトバンクが開発した5G SA(Stand Alone)におけるSIB9(System Information Block Type 9)を活用し、より安定的なローカル5Gの運用が可能になることが期待されています。

時刻同期システムの重要性



ローカル5Gは、企業や自治体が特定のエリア内で独自に通信インフラを構築できることから、その柔軟性とセキュリティの高さが注目されています。しかし、そこで大切なのが正確な時刻同期です。特に近年の通信分野では、時刻同期が重要な役割を果たし、様々なサービスの品質を左右します。このため、信号が受信できない状況でも安定した運用ができることが求められています。

実証実験の概要



この実証実験では、ローカル5G基地局の時刻源を二重化の構成で構築し、GNSS(グローバルナビゲーション衛星システム)に基づくGMCと、ソフトバンクのパブリック5G SA SIB9に基づくGMCの2つを使用します。この構成により、GNSS信号が障害によって受信できない状況でも、SIB9に基づく時刻同期を活用し、安定的にローカル5Gの運用が行えることが確認されました。

図

上の図は、ローカル5G基地局における時刻源として、屋内外でシームレスにGNSSまたはパブリック5G SA SIB9を自動的に選択する時刻同期構成を示しています。この技術の進展により、さまざまな産業で5G技術の導入がさらに進むことでしょう。

Inter BEE 2025への出展



本実証実験の詳細は、2025年11月19日(水)から21日(金)まで開催される「Inter BEE 2025」にて展示されます。興味がある方は、ぜひNHKテクノロジーズのブースにお立ち寄りください。

  • - 会期:2025年11月19日(水)〜21日(金)10:00〜17:30(21日のみ17時終了)
  • - 会場:幕張メッセ
  • - 展示ブース:NHKテクノロジーズ「ローカル5Gの可能性」(ホール8 小間番号8501)

この実証実験を通じて、ローカル5Gの未来に大きな期待が寄せられます。新たなテクノロジーがどのように我々の生活を変えていくのか、目が離せません。


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