クラシック・ギターとロックの融合
2025年11月17日、猪居亜美が書いた音楽教則本『クラシック・ギター1本で描く、ロックの世界』が発売される。この本は、ロックやメタルの名曲をクラシック・ギターで演奏するためのソロ・アレンジ楽譜を掲載しており、特にハード・ロックやヘヴィ・メタル好きにとって見逃せない内容となっている。
著者の猪居亜美は、クラシック・ギターの演奏技術を持つ一方で、ロックのジャンルにも精通している。彼女は自身のリサイタル・シリーズ“CLASSIC×ROCK”で数々の名曲を披露し、アルバム『My Immortal』でもその実力を証明している。本書では、彼女自身のアレンジによる楽譜に加え、演奏方法や楽曲の解説も添えられており、特にクラシック・ギター演奏者やエレキギター愛好者の間で本書の人気が予想される。
収録曲と構成
本書には、次のような名曲が収録されている:
- - 第1章 誰もが知る王道のロック曲 では、Queenの「Don’t Stop Me Now」や、Aerosmithの「I Don’t Want To Miss A Thing」、Guns N’ Rosesの「Sweet Child O’ Mine」といった定番曲が取り上げられている。
- - 第2章 珠玉のヘヴィ・メタル/ハード・ロック では、Metallicaの「Master Of Puppets」、Iron Maidenの「The Trooper」、Ozzy Osbourneの「Goodbye To Romance」や「Dee」が掲載されている。
- - 第3章 私を育てた日本のロック・チューン では、X JAPANの「紅」、LOUDNESSの「CRAZY DOCTOR」、MUCCの「雨のオーケストラ」といった日本のロック名曲が楽しめる。
これらの楽曲は、いずれも猪居亜美の独自のアプローチで編曲されており、クラシック・ギターの新たな可能性を感じさせる内容になっている。
豊富な付録と視覚的楽しみ
さらに、書籍内にはファンにとって魅力的な撮り下ろし写真やインタビューなども掲載される。特に、猪居亜美の愛用ギターや奏法について解説するページは、ギター愛好者にとって必見。また、本書に収録される曲の模範演奏動画もYouTubeで公開される予定で、アレンジを実際に見ることができる貴重な機会となる。
書籍の購入情報
『クラシック・ギター1本で描く、ロックの世界』は、リットーミュージックから発行され、定価は2,970円(税込)。書籍の詳細は、リットーミュージックの
公式ページで確認できる。
猪居亜美のプロフィール
ギターの技術を磨くために名だたる指導者のもとで学んできた猪居亜美は、数々のコンクールで受賞歴も持ち、特に国際的な舞台でもその才能を発揮している。彼女の活動はジャンルを越え、クラシック・ギターを基盤としながらもロックやポップスの要素を取り入れ、今後の音楽シーンでますます注目を集めることが期待されている。
この新刊が、彼女の音楽の広がりを示す良い機会となることを願いつつ、多くの読者に手に取ってもらいたい。