大阪・関西万博の成功を振り返り、2026年の経済を探る座談会

大阪・関西万博の成果を振り返る

2025年、大阪・関西万博が華々しく幕を閉じました。約2,558万人の来場者を迎え、経済波及効果は約3.6兆円と予測されるなど、関西にとって記念すべきイベントとなりました。番組「関西財界人新春座談会2026～万博を総決算SP～」では、関西経済界のリーダーたちが集まり、この万博の意義やその後の経済展望について語り合います。

会議には、関西経済連合会の松本正義会長、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭、関西経済同友会の永井靖二代表幹事、そしてコメンテーターとして日本経済新聞社の武類祥子編集局長が参加し、司会はウーデンジェニファー里沙が務めます。

万博の成功とレガシー

大阪・関西万博は184日間の開催期間中に記録的な来場者数を誇り、その結果として関西の経済の活況を肌で感じることができました。松本会長は、「万博は単なるイベントではなく、未来に向けた大きなステップである」とその意義を強調しました。また、万博を通じて生まれた“共創”の文化が、どのように次の世代のビジネスに繋がるのかというテーマも、熱い議論を呼び起こします。

特に注目されるのは、万博の一つの展示であった「大阪ヘルスケアパビリオン」。ここには400を超える中小企業が参加し、新技術の開発に挑みました。従来の万博は大企業が中心となる部門が多い中、こうした中小企業の技術の可能性が広がる様子は、非常に新鮮でありました。今後、これらの成果をどう活かしていくのかが問われています。

統合型リゾートと都市の発展

番組ではまた、夢洲における統合型リゾート（IR）の開業に向けた動きや、森之宮の再開発がどのように関西全体に影響を与えるのかについても説明されます。松本会長と鳥井会頭は、これらのプロジェクトが関西の経済成長にどれほど寄与するか、期待と共に課題も語り合いました。

万博のメニュー開発プロジェクト

さらに、番組では「くうぞ、万博。」というプロジェクトについても紹介されます。このプロジェクトでは、万博にちなんだ多彩なメニューの開発が行われました。道頓堀のたこ焼き屋が共同制作した「オムレツボンバー」や、大阪の老舗菓子メーカーが手がけた「ミャクミャクゼリー」など、各店のアイデアが集まりました。これらのユニークな料理が登場し、番組内でリーダーたちも心温まる瞬間を共有しました。

2026年を予見する漢字

最後に、関西財界の代表者たちが2026年を象徴する漢字を披露します。その一文字には各リーダーの未来に対する思いが込められており、視聴者はその意味を噛みしめることになります。番組は関西の未来を照らす貴重なヒントを提供することでしょう。

この座談会は、1月3日朝7時からテレビ大阪で放送され、YouTube「テレビ大阪ニュース」チャンネルでも視聴可能です。関西経済の未来を考える貴重な機会をお見逃しなく！