重症心身障がい児の家族も楽しめる「ファミリーコンサート」が神戸で開催

神戸でのファミリーコンサートが新たな感動を届ける

昨年、東京都で大盛況だった「ファミリーコンサート」が、2025年1月17日（土）に神戸市兵庫区の新開地アートひろばで初めて開催されます。このイベントは主に、重症心身障がい児とその家族、また医療的ケアが必要な子どもたちのために設計されていますが、障がいのない子どもたちやその家族も参加可能です。音楽を通じて、多世代が楽しむことができ、心温まる時間を共有できる機会となります。

COCOLONの役割

特定非営利活動法人EPOが運営するコミュニティ「COCOLON」では、重症心身障がいの子どもたちやその家族を支えることを目的とし、イベントを通じて情報交換や親同士の繋がりを促進しています。厚生労働省の調査によれば、医療的ケアを必要とする子どもを持つ家庭の多数が外出に困難を感じています。COCOLONはその障壁を壊し、音楽イベントを通じて家族同士が支え合える関係を築くことを目指しています。

快適な環境で楽しめる

このファミリーコンサートでは、医療的ケア児専用のベッドや電源供給が整っており、また車いすやバギーでのアクセスも容易です。観客はマット席で鑑賞できるため、自由な体勢で音楽を楽しむことができ、リラックスした環境が用意されています。これにより、障がいのある子どもたちも、無理に座ることなく、心身ともにリラックスして参加できます。

プログラム内容

今回のコンサートでは、音楽大学卒業生が集まったユニット「音のなかまたち」がパフォーマンスを行います。代表が率いる「やまキッズ」は、子ども向けの楽曲を多彩に演奏し、親子で楽しむことができる内容を提供しています。前回の公演では参加型の演目も取り入れられ、実際の舞台で演じる楽しみを味わうことができました。当日は神戸でも同様の参加型企画が用意されているため、再び観客が直接音楽に触れる機会が設けられることでしょう。

参加費と申込方法

参加はCOCOLON会員や「子どもデイはれいろ」利用者は割引価格での提供があります。一般の方は大人2000円、子ども1000円での参加が可能です。2025年11月17日から申込が開始され、各回の参加定員は25組100名となります。

主催者からのメッセージ

このイベントを主催するEPOの理事長、齋藤えりか氏は、「これまでは東京都中心でしたが、神戸でもこの素晴らしいコンサートを開催できることを心待ちにしています。お子様を含む皆様が楽しめるよう、準備を進めています」と語っています。家族みんなで、心に残る時間を共有することをお楽しみに。

【参加に関する詳しい情報は、COCOLONの公式サイトでご確認ください。】