セイコーが「東京2025世界陸上」でオフィシャルタイマーを担当
セイコーグループ株式会社(CEO:服部真二)は、2025年9月13日から21日まで国立競技場で開催される「東京2025世界陸上」において、19大会連続でオフィシャルタイマーを務めることを発表しました。セイコーは、アスリートたちの挑戦を支え、彼らの成果を瞬時に記録する役割を担っています。この特別な大会では、最新技術を駆使し、選手のパフォーマンスデータをリアルタイムで把握・表示するシステムが導入されます。
最新技術「VTT」の導入
大会で特に注目されるのが、「VTT(Video Track Tracking system)」です。このシステムは、競技場に設置された12台のカメラを用いて、選手一人ひとりの動きをAIが追跡します。これにより、ラップタイムやスピードなどの貴重なパフォーマンスデータがリアルタイムで計測され、観客はテレビ中継やスタジアムの大型ビジョンを通じてそのデータを楽しむことができます。このイノベーションにより、これまで以上に臨場感あふれる競技体験が提供されるのです。
ファイナルラップベルの制作
東京大会を記念して、新たに製作された「ファイナルラップベル」も注目です。このベルは、中長距離種目で選手が最後の1周に入る際に鳴らされ、勝負の始まりを告げる重要な役割を果たします。鐘は富山県の老子製作所が手がける青銅製で、重厚な音色と美しいデザインを併せ持っています。また、その紐には東京都の「龍工房」が製作した江戸組紐が使用され、大会のテーマカラーである江戸紫に金銀の糸が織り込まれています。
アスリートを支える幅広いイベント
セイコーでは、アスリートの挑戦と数字だけでは語れない瞬間の価値を体験できるイベントを多数企画しています。
特別企画展「HARMONY OF THE MOMENTS」
銀座のセイコーハウスでは、朝日新聞社と東京2025世界陸上財団の協力のもと、特別展示「HARMONY OF THE MOMENTS」を開催します。展示では、セイコーが歩んできた世界陸上の歴史を「12」にちなんだ12の展示物やリアルタイムでの記録更新に連動した企画が用意されています。この展示は、セイコーハウス6階で行われ、入場は無料です。
時計塔のライトアップ
11日間にわたり、セイコーハウスの時計塔が大会テーマカラーの江戸紫にライトアップされ、特別な雰囲気を演出します。
コラボカフェの設置
大会期間中、国立競技場近くの「ロイヤルガーデンカフェ青山」では、セイコーの特別カフェが登場します。特製のオリジナルメニューやフォトスポットが設けられ、来場者に“真の瞬間”を楽しんでもらいます。
コマーシャルディスプレイの出展
国立競技場近くには、セイコーのコマーシャルディスプレイが設置され、ミニゲームで計時技術を楽しむ機会が提供されます。また、世界陸上限定のウオッチやクロックも販売されます。
セイコースポーツアカデミー
さらに、福島千里氏による特別な陸上教室も開催され、次世代アスリートたちが最新の技術を体験できる貴重な機会が提供されます。
公式情報
「東京2025世界陸上」は、2025年9月13日から21日までの9日間にわたり、国立競技場で行われる予定。約210か国・地域から約2000人の選手が参加し、観客はTBSを通じて放送される様子を視聴することができます。セイコーは、競技の鼓動を感じられる特別な瞬間を提供し、全ての人々に感動を届けることに全力を注ぎます。