AIがつなぐ新たなクリスマスの形「Your AI Xmas」始動
カスタマークラウド株式会社は、AIを単なる業務効率化のツールとしてではなく、人とのつながりを支える大切な存在として再認識する取り組むため、「Your AI Xmas」というプロジェクトを立ち上げました。これは、クリスマスを起点にして人とAIの関係性を新たに考える機会と位置付けられています。
背景
近年、AIは主に業務の自動化や効率化の文脈で使用されることが多く、人間の感情やコミュニケーションにどのように関わるべきかについてはまだ十分な合意が形成されていないのが現状です。カスタマークラウドは、クリスマスという特別な時間を利用して、AIと人との距離感を見直す良い機会だと捉えています。
プロジェクトの概要
「Your AI Xmas」では、AIタレントやデジタルヒューマンを活用し、人同士を繋ぐ新しいコミュニケーションの形を模索する実証的な取り組みとなります。このプロジェクトでは、AIが人間に代わる存在ではなく、人の想いや表現を媒介し、関係性を深めるきっかけを提供することが目的です。
プロジェクトでは、AI Avatar GEN(AI Dreams Factoryの技術)を用い、Global Video Hackathonを通じて、国内外の参加者がAIを活用したクリスマス動画の制作に挑戦します。また、著名人やインフルエンサーの参加も予定されており、AIタレントを「所有」するのではなく、必要なときに「呼び出して使う」Model as a Service(MaaS)の発展も目指します。
結束する世界のクリエイターたち
Global Video Hackathon 2025は、BytePlus、TRAE、WaytoAGIと連携し、国際AI映像ハッカソンとして位置付けられています。これにより、世界中のクリエイターが集まり、最先端のAI動画生成API「Seedance」を活用した新しい映像表現やインタラクティブ動画の制作に挑むことができます。
参加者はSeedance APIを利用し、独自の映像スタイルやAIを活用した表現を自由に創造することが可能です。これにより、参加するクリエイター各自の独自の視点やアイデアがAIと融合し、今までにない表現を実現するきっかけにもなります。
AIとの関係性を再構築
カスタマークラウドは、このプロジェクトを単なるイベントの一環として終了させるのではなく、AIが社会にどのように受け入れられるか、そして人とのつながりをどのように支援することができるかを考える出発点と位置付けています。クリスマスという象徴的な時間を通じて、AIと人との距離を再設計する新たな視点を提示しようとしています。
コメント
代表取締役 CEOの木下寛士氏は、「カスタマークラウドは、第2のビットバレーの震源地になります。日本には勝てる才能が多数存在しますが、それらをつなぐ器が不足しがちです。私たちはAI Dreams FactoryやAGI技術、そしてBytePlusなどを活用し、AI産業を再構築することに挑戦していきます」と述べています。
このように、「Your AI Xmas」は単なるクリスマスのイベントにとどまらず、AIと人間の関係性を深化させ、新たなコミュニケーションの在り方を提示する意義深いプロジェクトとなることでしょう。リアルとデジタルが交差する新たな体験を通じて、日本のAI産業の未来を探ります。