音響防音構造特許
2025-02-26 11:02:59

ツナガルデザイン、音響防音構造の特許を米国で取得し新サービス展開予定

ツナガルデザイン、音響防音構造の特許を米国取得



防音マンションのパイオニア的存在であるツナガルデザイン株式会社(東京都目黒区)は、音響、防振、防音の技術を駆使した「音響防音構造」の特許を米国でも取得しました。これは、2025年1月28日に正式に認められたもので、日本国内に続く新たな一歩として注目されています。(特許番号:US 12,209,408 B2)

音響防音構造の特徴


音響防音構造は、免振ゴムの上に設けられたコンクリート浮床と鉄骨フレームによって、空間の音響特性を最適化することができる画期的な技術です。具体的には、壁面に設置された吸音層(有孔ボード)と反射層(遮音ボード)によって、音の明瞭性や残響時間を調整し、居住空間に最適な音環境を実現します。

この技術の発明背景には、従来の防音構造における一連の課題がありました。楽器演奏ができる二重構造の物件が存在する一方で、入居者の多様性により、演奏スタイルや家具配置が一定でないため、最適な音響を事前に設定することが難しかったのです。これを解決するために開発されたのが音響防音構造です。

独自技術の導入


音響防音構造を導入した住戸では、着脱式のフラットパネルを使用して、施工後も簡単に音響や遮音性能の調整が可能です。この革新的な設計は、2022年4月には日本国内で特許を取得し、その後、米国でも認められたことで、同社の技術力が国際的に評価されることとなりました。

防音マンション市場と新サービス展開


現在、国内の防音マンション市場は急成長しています。3社の主要メーカーによる供給戸数が1,800戸に達し、同社の「サウンドプルーフ」シリーズの入居率は100%を記録。その結果、入居待ち者数は1,700名に上ります。これに伴い、ツナガルデザインは、防音技術をライセンス提供し、デベロッパーに対して新たなサービスを展開する予定です。

この新サービスにより、高収益かつ高付加価値の賃貸物件の開発を促進することが期待されています。具体的には、遮音性能が目標値90dBに設定されることで、賃料は周辺相場の約1.3〜1.5倍に設定が可能です。また、入居者募集のサポートも行い、ツナガルデザインの防音賃貸専門サイトへの掲載が夢ではなくなります。

防音性能の保証とテスト


さらにツナガルデザインでは、施工後も全ての物件に対して第三者機関による遮音性能試験を実施し、その結果に基づいて性能を保証します。万が一、目標未達の場合には、該当戸数のライセンス料相当額を返金する措置も講じられるため、安心して物件開発に踏み切ることができます。

実施例


2024年2月に竣工予定の「サウンドプルーフシアター学芸大学」では、この音響防音構造が導入されており、防音性・防振性・音響性能の3つのポイントで最適な居住空間を実現しています。全戸での空気音遮断性能は101〜107dB(500Hz)、上下階の衝撃音性能も優れた結果を出しており、これにより住戸入居者は自宅でシアター感覚で楽しむことができます。

この物件は学芸大学駅から徒歩14分というアクセスの良さも持ち、次世代型賃貸マンションとしての魅力が高まっています。

まとめ


ツナガルデザインの音響防音構造は、従来の防音マンションの概念を覆す新たな可能性を秘めています。今後の展開として、音響防音技術を活用した高品質な賃貸物件は、防音マンション市場に革新をもたらすことでしょう。デベロッパーの皆様、ぜひこの機会にツナガルデザインの特許技術の利用を検討されてみてはいかがでしょうか。



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