肝炎医療の未来
2026-07-30 14:16:22

肝炎医療の未来を語る、第62回日本肝臓学会総会の特別セッション

肝炎医療の未来を語る、第62回日本肝臓学会総会の特別セッション



2026年6月18日、はるか新潟市のホテル日航新潟にて開催された『第62回日本肝臓学会総会』では、特別企画メディカルスタッフセッション「患者さんとともに歩む未来の肝臓医療」が行われ、特別ゲストとして「知って、肝炎プロジェクト」のスペシャルサポーター、石川ひとみ氏が登壇しました。このセッションでは、肝炎に対する理解を深め、患者が共に支え合う未来の医療を目指すメッセージが発信されました。

石川ひとみ氏が伝えた肝炎検査の重要性



石川氏は、肝炎ウイルス検査の重要性について強く訴えました。「早期発見、早期治療はとても大事です」とし、肝炎に関する正しい知識がいかに患者にとって重要かを説明しました。彼女は、肝炎ウイルスの存在は多くの人にとって理解されていないことが多く、正しい情報の普及が求められることを強調しました。

また、特定非営利活動法人東京肝臓友の会の米澤敦子氏が「ラジオ対話を通じた肝疾患対策」の活動について発表し、これまでの8年間で165名のゲストとの対話を基にした情報発信の成果を紹介しました。石川氏自身もその中で反響の大きかったゲストとして紹介され、再度のトークセッションが行われました。

石川氏の体験がもたらす希望



石川氏は自身の体験を語り、「1987年にB型肝炎を発症した当時、病気についてほとんど情報がなかったため、周囲には偏見が多かった」と振り返ります。「ミュージカルのお稽古中に倒れ、入院を余儀なくされた時、私は病気を理解してもらえないことにとても驚き、悲しみを感じました」と当時の心情を述べました。このような体験を通して、石川氏は肝炎に関する正しい知識の普及の必要性を強く実感したとのことです。

米澤氏は、こうした石川氏の取り組みが患者たちにとって「大きな希望の光」であると力強く表現し、肝炎患者のリアルな声として、病気のことは隠して生きる人が多いことを指摘しました。患者同士が支え合える環境づくりが必要であり、石川氏の活動がその一助になることを期待しています。

医療従事者への感謝



セッションの終盤で、石川氏は入院中に医療従事者から受けた温かいサポートを振り返り、彼らへの感謝の気持ちをこめて述べました。「先生のひとこと、ひとことがとても大きな力になりました」と語り、医療従事者への感謝の念を表しています。米澤氏も「私たち患者はなかなか感謝の言葉を伝えることはないけれど、医療者の支えがあることを皆が実感している」と、一緒に働く仲間たちへの感謝がいかに重要かを再認識させました。

肝炎啓発マスコットキャラクター「肝美ちゃん」の登場



イベント終了後には、肝炎啓発マスコットキャラクター「肝美ちゃん」が登場し、参加者とのフォトセッションが行われました。肝美ちゃんの生みの親、江口有一郎氏がその魅力的なデザインを紹介し、全国を回って啓発活動を行っている姿も披露されました。肝美ちゃんは、肝臓の形をした顔と胆嚢を表現したしっぽが特徴です。

このように、本セッションは肝炎に関する情報を広め、未来を支えていくことの重要性を再確認する場となりました。参加者たちの顔には、肝炎への理解を深め、医療関係者と連携してさらなる前進を示す意気込みが溢れていました。今後も肝炎対策に向けた取り組みを強化していくことが期待されます。


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