新鋭デザイナーの輝き
2025-10-16 15:03:19

国際的な舞台で輝く日本の新鋭デザイナーたち

パリでの新鋭デザイン出展



2025年10月2日と3日、フランス・パリにて「Global Fashion Collective S/S’26」が開催され、新鋭デザイナーたちがそれぞれの視点で創作した最新ブランドコレクションを披露しました。このイベントは、カナダのバンクーバーに拠点を置くグローバルファッションコレクティブが主催し、世界のファッションの未来を育成することを目的としています。今回は特に、日本からの参加が注目されています。

日本からの参加ブランド



参加したのは、ヴィジュアル系衣装デザイナー「SHINO」、香川県高松市の伝統織物「保多織」を用いた「Boutique.june」、女性向けアパレルブランド「vaneum」の3つのブランドです。これらのブランドは、各々が異なるアプローチで作品を展開し、独自のコンセプトを表現しています。

SHINOの「Kingdom of World's End」



SHINOは、「英雄に憧れて夢を見る」をテーマにしたコレクションで、フランスの歴史的人物へのオマージュを込めた美しい物語が展開されました。彼女はダークなヴィジュアル系の特徴を持つ衣装の中にも、繊細な花や蝶、羽根をあしらい、耽美な世界観を作り上げています。色は黒を基調としつつも、フランスのトリコロールからインスパイアを受けたアクセントカラーが使用され、特にメンズのウェディングドレスによる華やかなラストルックが印象的でした。

SHINOは、自身のデザインのインスピレーションを、日本のヴィジュアル系バンドに見いだしており、彼女の衣装はその美学と中世ヨーロッパへの憧れを融合させて、独特のアート性を表現しています。今後、さらに世界に彼女の作品を発信し続ける意気込みを語っています。

Boutique.juneの「Light and Shadow」



次に登場したのは、香川県の「Boutique.june」。このコレクションは、「光と影」がテーマで、保多織を用いたインクの陰影が生み出す奥深さが特徴です。日本の伝統的な文化である墨を使用して染められた生地が、静寂と品格を与え、着る人の優雅さを引き立てています。

デザイナーのJun Yoshiharaは、古来の日本衣服の美しさを踏まえつつ、現代的なシルエットやデザインに仕立て上げることで、伝統と最新のファッションを融合。彼のコレクションは、ただ伝統を守るだけでなく、現代に新しい息吹を吹き込んでいます。将来的には、彼の衣服を多くの人に体感してもらうため、展示オーダー会の開催を計画しています。

vaneumの「Impressions of Margin」



最後に登場した「vaneum」は、静寂の中に潜む高揚感と余白の美をテーマにし、「今、自分が着たい」と感じられるようなデザインを追求しています。素材にはシアーやリネンを使用し、実用性と美しさを両立。仕上がった作品は、淡いグリーンやピンクをアクセントに加え、日常を特別にする力を持っています。

「vaneum」は、持続可能なファッションの重要性を常に考え、デザインにおいては余剰なトレンドを追わず、長く愛されるスタイルを提案しています。着ることで自信を与え、人々の日常を凛としたものにする、その姿勢が非常に魅力的です。

おわりに



「Global Fashion Collective S/S’26 in Paris」は、毎年開催されるイベントであり、新鋭デザイナーたちの台頭を祝福する重要な場となっています。今年も日本から参加した3ブランドは、各々の視点とスタイルを全開にし、独自の美学を世界に発信。今後の彼らの活躍に期待が集まります。


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