車椅子ダンサー持田温紀、ODORIBAと専属契約を締結
車椅子ダンサーの持田温紀が、ダンス専⾨クリエイティブ・エージェンシーの株式会社ODORIBAと専属マネジメント契約を結んだことが発表されました。この契約によって、持田はダンスを通じての社会的メッセージの発信や新しいプロジェクトへの参加など、さらなる活動拡大を狙っています。
持田は、東京都で生まれた2000年5月28日生まれの青年。彼は幼少期からサッカーに夢中で、充実した少年時代を過ごしていましたが、事故により高校1年生の時に脊髄を損傷し車椅子ユーザーになりました。500日以上の入院生活を経て復学し、中央大学法学部に進学。サッカー部に入部したものの、自身がプレイすることはできなくなってしまいましたが、スポンサー獲得や地域連携活動に力を注ぎ、部のピッチ外活動をサポートしました。
そして、持田はさまざまな経験を積んでいく中で「パラダンススポーツ」に出会います。車椅子ダンスの魅力に気づき、自らの感情を表現できる楽しさに惹かれ、国際大会である「2023ジェノア世界選手権」や「2024アスタナアジアパシフィック選手権」に日本代表として出場を果たしました。
さらに2024年3月には、ODORIBAが企画する非営利イベント「Ture Colors DANCE 2024」に参加。ここでは、「新しい学校のリーダーズ」など同世代のダンサーたちと共演し、共に舞台を作り上げる経験を通じて、ダンスの楽しさを再確認しました。このような活動を経て持田は、ODORIBAに所属し車椅子ダンスの魅力を広めていくことを決意しました。
また、現在持田は、岐阜県に本社を構える松永製作所と連携してダンス用の車椅子の開発に取り組んでいます。このサポートにより、今後のダンスパフォーマンスがより充実したものになることが期待されます。
持田のこれまでの活動は、パラスポーツに対する理解を深めるだけでなく、多様性の重要性を広める大きな一歩といえるでしょう。国際大会での成果や、大学スポーツ協会の年間表彰「UNIVAS AWARDS」においても連続して受賞するなど、その実力と影響力は確かなものと評価されています。持田は今後も様々なフィールドで活動を展開し、自らの夢を描いていくことでしょう。
持田温紀の公式Instagramは
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