DAZZLE30周年公演
2026-07-03 12:18:12

DAZZLE結成30周年記念公演『花ト囮 -露-』で描かれる壮大な人間ドラマ

DAZZLE結成30周年記念公演『花ト囮 -露-』が開幕



2026年7月2日(木)から12日(日)まで、豊島区のあうるすぽっとにて、ダンスカンパニーDAZZLEの結成30周年を記念した公演『花ト囮 -露-』が上演されています。この新たなステージは、2009年の初演以来、多くの観客を魅了してきた代表作を現代の視点で再構築した作品です。特に、兄弟の絆と運命を描く物語は、多層的な人間ドラマとして注目されています。

公演初日には、ゲネプロが報道陣に公開され、新たに生まれ変わった『花ト囮 -露-』の魅力が披露されました。DAZZLEは、主宰である長谷川達也のもと、ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合させて独自のスタイルを追求してきたカンパニーです。その特色は、映画やコミック、ゲームといった日本のポップカルチャーの要素を取り入れた物語性の高い作品に表れています。2017年以降には、イマーシブシアターの先駆者としてもその名を馳せています。

舞台の設定と物語のあらすじ



『花ト囮 -露-』の物語は、日本のある閉ざされた村での特別な任務を持つ兄弟が、狐の嫁入りに遭遇する場面から始まります。物語が進行する中で、兄は弟の手を放し、目的の屋敷へと辿り着くことになりますが、その屋敷の主から与えられた新たな任務が彼を待ち受けています。このストーリーは、日本の民俗伝承にインスパイアを受けたもので、ダイナミックなダンスと共に展開される約90分のノンストップのパフォーマンスが特徴です。また、作曲家の林ゆうきによるオリジナル音楽や映像、ナレーションが効果的に使用され、観客を独自の世界に引き込んでいきます。

魅了する視覚と身体表現



公演を観てまず心に残るのは、その視覚的な美しさです。特に第一幕に登場する狐の嫁入りの場面は幻想的で、妖しい雰囲気が漂っています。花嫁行列は、あの世とこの世の狭間を表現しているかのように静かに舞台を横切ります。兄が霧の中の屋敷へ入る場面では、ダンサーたちが黒子のように障子を操り、舞台の空間を次々と変化させていきます。このような演出により、舞台全体がDAZZLEならではの独特の雰囲気を醸し出しています。

『花ト囮』はDAZZLE作品の中でも高く評価されており、生と死というテーマを背景に、兄弟や親子の深い絆を掘り下げます。特に、兄弟の関係やこの世とあの世の境目にある感情がリアルに描かれ、観客はその物語に引き込まれていきます。この公演は、ストリートダンスとコンテンポラリーダンスの融合を通じて「今・ここに生きる」切実な表現として立ち上がっているのです。

演出と演者の魅力



会場のあうるすぽっとは、DAZZLEの身体表現による総合芸術を間近で体感できる理想的な場所です。ダンサーの息遣いや動きの変化に感動し、近年のイマーシブシアターで磨かれてきた空間演出の技術を存分に感じられる瞬間が多く訪れます。DAZZLEの結成30周年を祝うこの舞台を、ぜひ直接体感していただきたいと思います。すでに多くの観客が、その深みと魅力に惹かれています。

公演期間中にはアフタートークも予定されており、作品の深いところを話し合う貴重な機会も提供されます。観客は、制作陣や演者たちに直接触れ合い、作品への理解をさらに深めることができるのです。

この公演を通じて、DAZZLEが紡ぎ出す物語の新たな側面を体感し、一緒にその30周年の歴史を祝福しましょう。チケットの詳細は公式サイトをご覧ください。


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