天王寺楽所雅亮会の挑戦
2025-04-18 09:48:22

天王寺楽所雅亮会、魅力的な舞楽を海外に届けるクラウドファンディングを開始!

天王寺楽所雅亮会、海外公演への挑戦



天王寺楽所雅亮会(一般社団法人雅亮会)は、2008年以来の海外公演を実現させるためにクラウドファンディングを始めました。このプロジェクトは、カナダのトロント大学とアメリカのカリフォルニア大学からの招へいを受けて行われるもので、現在、目標金額100万円を設定して支援者を募集中です。

プロジェクトの背景と意義



文化庁の文化芸術振興基金から助成金719万円の内定を受ける幸運に恵まれたものの、その使途は演奏者の渡航費と宿泊費に限られてしまっているため、楽器や装束の運送費用を sure にするためには支援が欠かせません。特に、打楽器(鞨鼓・太鼓・鉦鼓)や絃楽器(楽筝・楽琵琶)の輸送は重量があり、専用のケースに納める必要があるため、通常よりも高額なコストがかかります。加えて楽器の保険料も無視できない額になるため、多くの資金が必要です。

プロジェクトの概要



このクラウドファンディング活動は、令和7年6月25日まで行われ、支援を通じて調達した資金を楽器装束の運送費および保険に使用します。支援者には、11月に大阪フェスティバルホールで開催される雅楽公演のチケットや、特製アクリルキーホルダーなどのリターンが提供されます。

特典とリターン



具体的には、四天王寺の鼉太鼓をデザインしたアクリルキーホルダーや、公演のチケットなどが用意されています。今年の雅楽公演にはゲストとして元宝塚歌劇団の北翔海莉氏が参加予定で、落語家の桂吉坊氏がナビゲーターを務めることで、より多くの人に雅楽の魅力を伝える予定です。

期待される効果と次のステップ



このプロジェクトが成功すれば、9月下旬に約1週間、トロント大学とカリフォルニア大学で天王寺舞楽のレクチャーとデモンストレーションを行います。理事長の小野真龍氏は、海外の学生たちへ日本の雅楽を紹介する意義を強調し、この機会が日本文化への理解を深める絶好のチャンスであると述べています。彼はまた、十分に表現するためには15~18名の編成が不可欠で、それには相応の資金が必要だと説明しています。

文化交流の重要性



天王寺舞楽は、仏教的な色彩を持つ歴史ある伝統文化であり、この舞楽を通じて日本の伝統を海外に発信することは、文化交流の重要性を示すものとなります。関西の楽統の舞楽を多くの人に知ってもらうことで、日本文化の多様性を伝えられればと、小野氏は強く願っています。

このように、天王寺楽所雅亮会のクラウドファンディングは、ただの資金調達にとどまらず、日本文化を世界へと広げる素晴らしい一歩となることでしょう。皆様のご支援が、日本の伝統芸能を未来に繋げる力になります。ぜひ、ご協力をお願いいたします。


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