ZARAとAndersson Bellが手を組んだ新たなコラボレーション
グローバルファッションブランドZARAが、韓国のコンテンポラリーブランドAndersson Bellとの初のコラボレーションコレクションを2023年3月21日(金)に発売します。Andersson Bellは、デザイナーのDohun Kim(ドフン・キム)によって2014年に設立されたブランドで、ファッションを通じて文化の融合をクリエイティブに表現しています。本コレクションでは、キムの革新で刺激的なデザインアプローチが新たなグローバルオーディエンスに提供されます。
Dohun Kimがブランドを立ち上げるきっかけは、ストックホルムへの旅にありました。そこで彼はスタイルやアパレルに対する新しい視点を学び、それをもとに韓国に帰国後、Andersson Bellを設立しました。ブランド名の「Andersson」はスウェーデンで最も一般的な姓の一つで、「Bell」は韓国の仏教寺院の鐘の音を示しています。キムは「鐘の音は、質の高いエネルギーとポジティブさを象徴しています」と語っています。
このコラボレーションコレクションには、斬新なデザイン要素が多数盛り込まれています。トロンプ・ルイユ(トリックアート)プリント、質感のある仕上げ、パッチワーク、DIYスタイルの手作り感などが融合し、型にはまらない新しいファッションの可能性を示しています。これらの要素は、じつは「パンク」の精神とも響き合っているのです。
このコレクションの目玉は、デザイナーのお気に入りであるレザージャケットです。一見デニムのように見えるトロンプ・ルイユ加工が施されており、リアルな視覚効果を生み出します。また、コットンフランネルシャツは異なるチェック柄を大胆に組み合わせ、その上にデニム風のプリントが重なり独特のデザインになっています。Tシャツやニットウェアは、パッチや異素材を用いて新たなシルエットと質感が表現されています。さらに、ニットはソフトかつ半透明の仕上がりになっていて、ウールパンツにはメタル製のハトメ(グロメット)が星座のように散りばめられています。
アクセサリーもユニークなアイテムが揃っています。ギター型のミニバッグやダメージ加工のデニムトート、Vibramソールのミュール&ブーツといったアイテムに加え、多数のキーやギターピックが付いたキーチェーンもラインナップ。これらのアイテムは、Andersson Bellの根底にある「遊牧的でクリエイティブな精神」を象徴しています。
また、一部のTシャツやパッチに「Absolute Beginner(絶対的な初心者)」というフレーズがあしらわれており、これはデヴィッド・ボウイの楽曲や同曲を基にしたコリン・マッキネスの小説へのオマージュとして位置づけられています。このメッセージは、キム自身のコレクションに対する姿勢も反映されており、新たなスタイルや美学を探求する際に感じるフレッシュさを届けたいという思いを含んでいます。「真っ白なキャンバスのように、何に対してもオープンで刺激的なフェーズにある」と語るキムは、本コレクションで「初心者のマインドセットと大胆さ、そして若さの融合」を表現しています。
ADSB_x ZARAコレクションは2023年3月21日(金)より、一部店舗およびオンラインで販売が開始されます。また、ZARA新宿店では本コレクションをフィーチャーした特別コーナーも展開される予定です。ファッションを通じた文化の融合を体験し、ぜひ自分自身のスタイルを見つけてみてください。
ブランド紹介
Andersson Bell
Andersson Bellはコンテンポラリーなスタイルを追求するブランドで、意外性のある組み合わせから新しい美学を生み出しています。多様なシルエット、鮮やかな色合い、クラシックとモダンの融合が特徴で、独自のルックを提案しています。男性にも女性にも向けたウェアやアクセサリーを展開し、精緻な素材とディテールにこだわり、個性的なファッションを提供しています。
ZARA
ZARAはインディテックスグループの旗艦ブランドで、1975年にスペインで創業以来、世界中に展開しています。ウィメンズ、メンズ、キッズ向けにトレンドを取り入れたアイテムを提供し、2040年にはカーボンニュートラルを目指す企業理念を掲げています。