アールティの新型ロボットRIC90 TypeRが万博で華やかにデビュー!
株式会社アールティが開発した新型着ぐるみロボット、RIC90 TypeRが2023年6月7日と8日の2日間、大阪・関西万博の「関西パビリオン」において公式マスコット「スフラ」としてデビューしました。このロボットは「ロボットのいるくらし」というテーマを掲げており、革新的な技術とデザインが融合された結果、まるで生きているかのような自然なパフォーマンスを披露します。
スフラの魅力的なパフォーマンス
新型RIC90 TypeRは、その愛らしい動きと豊かな表現力で来場者の心を掴みました。「人と触れ合えるロボット」を実現するというアールティのビジョンが具現化されたこのロボットは、子どもたちと優しいハグを交わし、会場を笑顔と歓声で満たしました。特に、チンドン屋の音楽に合わせた可愛らしい動作は、観客から大きな好評を得ました。
このパフォーマンスは、単なる道具としてのロボットを越え、人々の感情に寄り添う存在へと進化していることを示唆しています。万博という国際的な舞台で、このように自然に人間とインタラクトできるロボットは、他には類を見ない存在です。
関西パビリオン館長の評価
関西パビリオン館長の森健夫氏は、今回の取り組みについて「人に代わってロボットが着ぐるみに入るという世界初の挑戦。実際のパフォーマンスでの信頼性を実感し、来場者に大人気でした」とコメントしています。6時間のパフォーマンス中に3回の休憩を挟むだけで、スフラとしての役割を果たし続けたことに対しても高く評価されました。
卓越した機能性
新型RIC90 TypeRは、アールティが長年にわたり培ってきたヒューマノイドロボットの運用ノウハウが結集した一品です。豊かな表現力を持つこのロボットは、アールティの人気キャラクター「ネコ店長®」譲りの自然な動きを実現しており、来場者とのハグの際には温かい触れ合いを生み出しています。
さらに、軽量でコンパクトな設計は、女性一人でも簡単に持ち運びが可能であり、迅速な移動や設営が求められる万博においても、その機動性が存分に活かされています。万が一のトラブル時でもスタッフが柔軟に対処できる点も、高く評価されています。
安全性への配慮
RIC90 TypeRは、安全設計が施されており、フレーム骨格は指を挟むリスクを低減する設計になっています。また、着ぐるみを着せることで観客が可動部に直接触れることを防ぎ、衝撃を和らげる構造も考慮されています。このような体制は、人との触れ合いにおいても安心・安全な運用を可能にします。
フィジカルAIの革新
アールティの新型RIC90 TypeRの成功は、「ロボットのいるくらし」の実現に向けた重要なマイルストーンとして位置づけられます。フィジカルAI技術を駆使したこのロボットは、特に顔認識やインタラクティブな会話を行う能力を持つため、未来のロボット体験の在り方を変える可能性を秘めています。
エンタメ業界への影響
新型RIC90 TypeRの登場は、エンターテインメントの未来を変える最初の一歩です。テーマパーク、イベント、教育現場、さらには舞台制作において、「触れ合い」を提供するパートナーとして活躍できるでしょう。アールティは、この分野でのクリエイターたちがより大きな夢を描き、様々なキャラクターに命を宿すことを可能にすることを目指しています。
結論
RIC90 TypeRの入手方法や詳細については、アールティの公式ウェブサイトをご覧ください。今後、このロボットがどのように人々の生活を豊かにしていくのか、ますます期待が高まります。アールティの挑戦は、未来に向けた羅針盤となるでしょう。