令和の若者が信じる「おばけ・幽霊」とは?
2023年に行われたマーケティング情報サイト「放課後NEWS」が実施したアンケートにより、多くの高校生が「おばけや幽霊」についてどのように考えているかが明らかになりました。この調査は、全国の現役高校生を対象に行われ、特に女子高生と男子高生に分けて過去の経験や周囲の意見を元に信じるか信じないかを尋ねたものです。
お盆の時期に考える心霊現象
日本では、お盆の時期が近づくにつれ、先祖の魂が帰ってくるという文化的背景からも、心霊スポットや怪談話が話題になります。調査では、そんな時期における高校生の心理を探る意図も含まれていました。
女子高生の信じる理由
女子高生の中で、約60.6%が「おばけ・幽霊を信じる」と回答。多くは自身の実体験や友人・親族からの影響を受けており、具体的には「幽霊に出会ったことがある」「金縛りにあう」「物が動くのを見た」などが挙げられました。特に、周囲の友達や家族が幽霊を見たという経験談に触発され、信じるようになったという声もありました。
女子高生の意見の中には、「科学的に証明できていないから、信じる方がロマンがある」といったもので、彼女たちの中にはおばけに対する独特な価値観が存在していました。また、「おばけが存在しないといった場合、そもそもその概念が生まれない」という意見も寄せられており、彼女たちの信念の深さを感じさせます。
一方で、39.4%の女子高生が「信じない」と回答しており、「見たことがないから」「科学的根拠がないから」といった理由が大部分を占めていました。これは、自己防衛的な考え方とも取れるかもしれません。
男子高生の信じない傾向
調査の結果、男子高生の47.9%が「信じる」と回答しましたが、52.1%は「信じない」という回答を選びました。男子高生も実体験を元にした意見が多いものの、全体的には「おばけがいると思う方が人生面白い」といったポジティブな考えを持つケースもありました。
男子高生の中には、「おばけを怖がっている」と正直に認識している一方で、「俺のオーラでかき消す」といった強がりのような発言も目立ちました。このことで、実は男子高生も心の奥ではおばけを怖がっているという実態が見え隠れしました。
女子高生が信じる理由と男子高生が信じない理由の違い
調査結果として、女子高生が信じる傾向にあるのは、やはり実体験や周囲の影響が大きい一方、男子高生は自己防衛的で、怖がるあまり信じない傾向があると言えます。また、女子高生の信じる理由にはロマンティックな側面が強く、男子高生はどちらかと言えば現実的な考えに寄せているようです。
結論と今後の展望
今回の調査から、女子高生が男子高生よりもおばけや幽霊に対して信じる傾向が強いことが明らかになりました。それぞれの立場に違った理由があることも納得です。このような文化や心理の調査は今後も続けていく価値があるでしょう。
「放課後NEWS」では、他にも多くの興味深い調査結果を公開していますので、ぜひご覧ください。未来の若者たちがどのように心霊現象や文化を捉えていくのか、今後も注目を集めるテーマとなりそうです。