玉置浩二の名曲「田園」が、サントリーホールディングスの企業CM「サントリーのものづくり 思想篇」に起用され、2023年11月4日からテレビでの放送が開始されます。このCMは、サントリーの企業理念を映し出したもので、人と自然、時間を大切にしながら製品を作り上げている現場で働く社員たちの姿が描かれています。玉置浩二の情熱あふれる歌が、このCMをさらに印象的なものにしており、多くの人に感動を届ける内容となっています。
本CMは「働く人への応援歌」として位置付けられており、サントリーが掲げるものづくりの哲学が根底にあります。玉置浩二の「田園」は、その情緒豊かなメロディーと歌詞で知られ、時代を超えて多くの人々に愛されている楽曲です。この曲がCMで再び注目を浴びることで、彼の音楽が新たな世代のリスナーにも届くことが期待されています。
玉置浩二は1958年に北海道で生まれ、1982年にバンド「安全地帯」でデビューし、瞬く間に日本の音楽シーンのトップアーティストとなりました。「ワインレッドの心」や「恋の予感」、「悲しみにさよなら」など、80年代を代表するヒット曲を次々と生み出しました。ソロ活動においても、自身で作詞や作曲を手掛け、「田園」や「メロディー」といった名曲を世に送り出しています。
2012年にオリジナルレーベル「SALTMODERATE」を設立し、ソロ活動と安全地帯の活動を両立させながら、アーティスト活動を続けています。2014年には、待望のオリジナル・ソロ・アルバム『GOLD』をリリースし、さらに同年にはアーティスト仲間の名曲を詩にしたアルバム『群像の星』も発表しました。その様子からも、彼の音楽に対する深い愛情と情熱が伺えます。
玉置は2015年と2016年に国内外でオーケストラとの共演を実現し、多くの感動を届けました。彼の30周年と安全地帯の35周年というダブルアニバーサリーイヤーには、日本武道館で行われたライブで2万人以上の観客を動員し、大成功を収めました。2019年には安全地帯として、約30年ぶりのスタジアムライブを開催し、そのときも多くのファンを魅了しました。
2020年には6年ぶりのニューアルバム『Chocolate cosmos』がリリースされ、同年末にはNHK紅白歌合戦への出場も果たしました。オーケストラで披露した「田園」は、全国で大きな反響を呼び起こしました。また2021年からは、オーケストラ公演や全国ツアーを精力的に行い、多くの観客に感動を与え続けています。
サントリーのCMでの玉置浩二の「田園」は、その力強くも心温まるメッセージにより、視聴者の心に響くことでしょう。このCMを通じて、彼の音楽が再び多くの人々に共有されることを期待しています。音楽と企業の理念が一体となったこのCMは、制作される背景にも興味が湧くものがあり、ぜひ注目していきたいと思います。詳細な映像は、YouTubeで「サントリーのものづくり 思想篇」と検索し、確認することができます。