坊っちゃん文学賞の作品募集について
松山市では、令和7年5月1日から9月30日まで、4,000字以内のショートショート作品を募集中です。この文学賞は、市制100周年を記念して創設されたもので、近代文学の巨星である夏目漱石や正岡子規が生まれた地区の文学的資源を活用し、新たな青春文学の創造を目指しています。
特色と魅力
「坊っちゃん文学賞」は、昭和63年から続く由緒ある賞ですが、最近第16回からショートショートの文学賞としてリニューアルされ、これに伴って幅広い年齢層の応募を促進しています。さらに昨年の第21回には、全国47都道府県と海外からの作品も寄せられ、合計で8,341点もの応募がありました。これにより、文学への興味を高め、新たな才能を発掘する場として多くの注目を集めています。
また、作品を原文のまま上演する「よみ芝居」公演も行われ、素晴らしい反響を得ています。ショートショートは短い表現を通じて作家や読者の楽しさを引き出すため、世代を超えた参加が可能です。この賞は、まさに「文学の入り口」としての役割を果たしています。
応募について
この度、新たに小学生特別賞も設けられ、受賞者には図書カードが贈呈されるほか、全国レベルでの文学への関心を育む機会を作ることが期待されています。加えて、受賞作品への感想を募集することで、より多くの人がショートショートの魅力に触れる機会を提供し、作品の作者には今後の創作活動に活かしてもらうことも意図されています。
応募の際は、作品テーマに特に制限はありませんので、自由に想像力を働かせて作品を仕上げてください。応募資格も特になく、年齢や職業、国籍は問いません。皆さんの斬新なアイディアを心よりお待ちしております。
審査員について
今年の審査は、幅広い分野で活躍するメンバーによって行われます。審査員長には、現代ショートショートの旗手である田丸雅智さんが就任し、その他の審査員には声優の大原さやかさん、映画監督の山戸結希さんが名を連ねます。それぞれ異なった視点から、応募作品を公正に審査していただきます。
応募方法
応募は、インターネットまたは郵送で行うことができます。インターネットでの応募は、公式サイトの応募フォームを通じて行われ、郵送の場合は必要事項を記載した応募用紙を期日までに指定の住所に送付してください。締切は令和7年9月30日で、多くの方の応募を心よりお待ちしています。
最後に
「坊っちゃん文学賞」は松山市が誇る文化的な活動の一環であると同時に、全国の文学ファンとの交流の場ともなっています。作品を通して、松山市の文学の魅力を発信し、次世代の才能が育つ環境づくりへと貢献していくことが求められています。興味のある方はぜひ応募し、新たな文学の旅に一歩を踏み出してみてください。