モーリス・ラクロアが贈る新たなアーバンウォッチ『AIKONIC』の魅力とは
スイスの高級時計ブランド「モーリス・ラクロア」が、2025年8月に全国の正規販売店で新コレクション「AIKONIC(アイコニック)」を発売することを発表しました。この新しいコレクションは、2016年に登場したアーバンウォッチ「AIKON」のDNAを受け継ぎつつ、最新の素材や技術を取り入れており、時計愛好家からの期待を一身に集めています。
AIKONICの誕生背景
「AIKONIC」という名前には、メゾンの革新的なクラフトマンシップの象徴が込められています。このコレクションはスイス・ジュラ地方にある自社工房で製造されるため、高品質な時計を手頃な価格で提供することが可能です。特に、地域の特性を反映させたデザインへのこだわりが感じられます。
革新的なデザインと素材
新コレクション「AIKONIC」の最大の特徴は、ユニークなカーボンダイアルです。従来のカーボン構造とは異なり、AIKONICのカーボンダイアルではファイバーを一方向に配置することで、グレーとブラックの線が美しい模様を形成しています。これにより、各ダイアルは一つひとつが完全に異なるデザインが実現されています。
さらに、カーボンダイアルの製造は、ジュラ州の専門企業との協力によって行われており、地域色を活かした独自の時計製造を目指しています。モーリス・ラクロアはこの手法を高級感を持ちながらも手の届きやすい価格帯で実現しました。
ケースとベゼルの特徴
「AIKONIC」は、ダブルアームが特徴的なベゼルデザインを採用しています。このデザイン元素も「AIKON」で初めて用いられたもので、時針、分針をはじめとする全体の美しさに寄与しています。リューズは手にフィットする形状を持ち、操作性を向上させました。さらに、マットなセラミック素材が使用され、耐久性と美しさを兼ね備えています。ケースにはステンレススティールを採用し、異なる仕上げを施すことで贅沢な印象を与えています。
高性能なムーブメント
AIKONICには、「キャリバーML1000」と名付けられた自動巻きムーブメントが搭載されています。このムーブメントは、セイネレジェ近郊の専門メーカーとの共同開発によるもので、高い精度と美しい仕上げが特徴です。日差±4秒の精度や60時間のパワーリザーブを実現し、期待を超える性能を持っています。
ブランドのビジョン
モーリス・ラクロアのマネージングディレクター、ステファン・ワザー氏は、「AIKONIC」は、地域のパーツを取り入れた革新的なクラフトマンシップを示すことを目指していると述べています。モーリス・ラクロアは、伝統と技術の融合を通じて、これからも時計業界での存在感を高め、時代にマッチした新しい価値を提供し続けるでしょう。
時計愛好家にとって、モーリス・ラクロアの「AIKONIC」は、そのデザイン性や機能性はもちろん、時計制作の真髄を感じる一品となること間違いありません。これにより、ブランドが長年にわたって築いてきた信頼と革新性を証明する新たな旅が始まります。