日本アニメの新たな挑戦とは?
2025年12月22日、東京都中野区で開催予定のオフラインイベント「Dialogue for BRANC #11」では、今まさに注目される「グローバル人材育成」がテーマとなります。このイベントには、著名な専門家たちが登壇し、日本アニメ界における人材育成の課題と未来について深く掘り下げていきます。
背景となる課題
日本のアニメは、その独特なスタイルやストーリーテリングの魅力から、世界中で人気を集めています。しかし、業界の優秀な人材は日々の業務に追われており、国際的な視野や経験を得る機会が限られています。これでは、グローバル市場での競争において、十分なアドバンテージを得られない危機感が募っています。この問題に立ち向かうために、3年間かけて設立されたプロジェクト「GAC(グローバル・アニメ・チャレンジ)」が立ち上がりました。
GACは、アニメクリエイターの国際的な活躍を支えるべく、英語力の向上や、海外スタジオでのインターンシップ、海外のイベントへの出展などを通じて、グローバルな視点を持つ次世代のクリエイターを育成する取り組みです。このイベントでは、その具体的な活動内容や成果についてもお話しされる予定です。
登壇者について
今回のトークセッションには、豪華な登壇者たちが参加します。まず、株式会社キネマシトラスの小笠原宗紀氏は、アメリカのアニメ制作を経て自身のスタジオを設立し、多くのアニメプロデューサーとして名を馳せています。また、同じくキネマシトラスの長谷川博美氏は、海外市場でのプロデューサー経験が豊富で、国際的な映像制作の動向に精通しています。さらに、日本総合研究所の安井洋輔氏はアニメ産業における成長戦略を研究中で、彼の知識がこのイベントにおいて重要な視点を提供します。
イベントの流れとおすすめ対象者
イベントは、トークセッションだけでなく、参加者同士や登壇者とのネットワーキングの場も設けられます。当日は18:30から開場し、19:00よりスタート。まず最初に、GACの歩みや育成計画の背景を振り返るトークセッションに続き、参加者が実際に関わった体験談や成果についてのディスカッションが行われます。最後には懇親会も用意され、業界の第一線で活躍するプロデューサーや研究者たちとの交流が期待されます。
このイベントは、海外展開や国際ビジネスに関心のある方はもちろん、クリエイターの人材育成に課題を感じている経営者や、今後のアニメ業界でのキャリアを考えている学生にもおすすめです。未来の日本アニメの成長を見据える重要な機会となることでしょう。
参加方法
参加費は、BRANC MEMBERSHIP ライト会員であれば無料、一般参加者は2,480円です。参加を希望される方は、事前にお申し込みが必要です。定員は40名で、早めの申し込みをおすすめいたします。詳しい情報やお申し込みについては、
公式ウェブサイトをご覧ください。
このように、グローバルな視点を持つ人材育成は、日本アニメのさらなる発展のための鍵となることでしょう。興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。