旧取締役に対する損害賠償請求訴訟について
当社は、2019年度に発覚したi-dio事業を巡る過年度の不適切な会計処理に関与していた経営陣に対し、法令及び善管注意義務に違反したとして、2022年4月に損害賠償請求訴訟を提起しました。この訴訟では、当時の旧取締役4名に対して、合計約4億8,230万円の損害賠償を求めていました。
この控訴審判決が東京高等裁判所で言い渡されたのは、2025年12月24日であり、当社の過去の会計管理に重大な問題が認識された出来事となっています。特に、2017年及び2018年度の不正会計(連結外し)と、当社からの金銭信託を利用しての子会社への貸付けに関して、判決は被告側に法令違反及び善管注意義務違反があったと認定し、約2億8,760万円の損害賠償金の支払いを命じました。
旧取締役の名前と経緯について
損害賠償を請求された旧取締役は以下の4名です。
- - 冨木田道臣氏
- - 千代勝美氏
- - 平一彦氏
- - 吉田乾朗氏
これらの取締役は、経営責任としての役割を果たさず、当社の信頼を損なう事態を引き起こしたとされています。特に、過去の取引の透明性や正確な報告が求められる中、当社が二度と同様の過ちを繰り返さないための重要な教訓が与えられました。
一方、冨木田氏と千代氏からの反訴に関しては、2015年6月に開催された第50回定時株主総会において、役員退任慰労金制度の廃止に基づく個別支給額の決定が債務の確定として認定されました。これにより、彼らの反訴は棄却されました。
今後の方針
当社はこの判決を受け、再発防止策を講じるとともに、透明性の高い経営に努めてまいります。経営陣の責任を一層明確にし、株主及び顧客の信頼を回復するための活動を強化します。
引き続き、皆様のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。また、本件に関するお問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
お問い合わせ先
株式会社エフエム東京コーポレート・コミュニケーション室
CC戦略部
TEL:03-3221-0080(大代表)
MAIL:
[email protected]