日本発の新たな国際音楽育成プログラム「TOKYO SOUND CONTINUUM」始動

日本発の新しい国際音楽育成の取り組み

日本の音楽界に新たな一歩を踏み出す、国際ソングライティング・プログラム「TOKYO SOUND CONTINUUM」が始動します。このプロジェクトは、文化庁の支援を受けており、実践型の育成を通じて新進ソングライターやトラックメイカーの活動を支える重要な試みです。

プログラムの目的

本プログラムは、世界的に活躍する音楽プロデューサーやソングライターと日本の新進音楽家たちが直接対話し、共同制作を行うことを目指しています。国際的な視野を持つ音楽制作を学ぶことで、彼らの音楽キャリアを深化させることが期待されます。近年のグローバル音楽市場では、楽曲の質だけでなく、その背後にある文化やストーリーの理解が求められており、これに応える人材育成を行う必要があります。

これまでの課題

日本では独自の音楽文化が息づく一方で、これを国際市場に向けて発信するための実践的な体制や支援の整備が十分多く行われていませんでした。「TOKYO SOUND CONTINUUM」はこうしたニーズに応えるものであり、制作から契約、海外展開までの一貫した支援体制を構築し、持続可能なキャリア形成を目指します。

プログラムの展望

このプログラムは、3年を見越した段階的な設計がされています。初年度となる2026年には東京で国際共同制作のキャンプを開催予定であり、世界のトッププロデューサーとのクリエイティブなインスピレーションを得る場を提供します。ビジネスワークショップを通じて、国際市場における音楽制作の実践的な知識と技術も学べます。

2年目以降は、さまざまな国での制作活動や発表、ネットワーク形成を促進し、国内外の音楽シーンでの更なる発信を計画しています。

スタッフとアドバイザー陣

本プロジェクトには世界各国から音楽ビジネスの権威であるプロデューサーやソングライターが参加しています。RCA RecordsのCEOであるMark Pittsや、プロデューサーのJason “J.LBS” Pounds、グラミー賞受賞歴を持つAkil “WorldwideFresh” Kingらが参加しており、彼らの専門的な知見をもとに新しい音楽の創作が進められます。

参加者募集

「TOKYO SOUND CONTINUUM」では、日本のソングライターやトラックメイカーを広く募集します。キャリア年数やジャンルは問わず、国際市場での挑戦を希望する音楽家を求めています。応募要項についてはTuneCore Japanの特設サイトやSNSにて発表される予定です。

組織について

このプロジェクトは、音楽制作や流通、マーケティングの様々な専門家で構成される「TOKYO SOUND CONTINUUM 実行委員会」によって運営されています。メンバーは、複数の組織が連携し、音楽創作の現場を支える体制を構築しています。特に、実務に精通したメンバーたちが中心となり、国際的な制作環境の実現に向けた施策を進めています。