返還映画コレクション
2026-07-09 19:28:14

国立映画アーカイブで魅力あふれる「返還映画コレクション」が開催中!

国立映画アーカイブでの特別上映企画



国立映画アーカイブでは、2023年度から3年間にわたり展開されている「返還映画コレクション」の第4回目として、特別上映企画「文化・ニュース・漫画映画篇」を開催中です。この企画は、1967年から1984年にかけてアメリカ議会図書館から返還された日本の戦前・戦中期の映画を紹介するものです。返還された映画の中には、貴重な文化映画やニュース映画、漫画映画など、多様なジャンルが含まれており、視聴者に貴重な歴史を体感していただける貴重な機会となっています。

「返還映画」とは?



「返還映画」とは、アメリカの議会図書館が所蔵していた約1400本の日本映画のうち、戦前・戦中期の可燃性フィルム群を指します。これらのフィルムは、戦時中に日本からアメリカに接収されたもので、戦後は様々な事情により上映が制限されてきました。1964年にその存在が確認され、1967年には日米間での交渉が進み、第一回の返還が実現しました。現在、国立映画アーカイブは返還された映画を再調査し、少しずつ公開を進めています。

企画の見どころ



特集プログラムは数多くの作品に渡り、それぞれの時代背景や文化的文脈を視覚化する貴重なものとなっています。特に1930年代から40年代の作品群をテーマ別に編成することで、当時の社会情勢やイデオロギーを深く理解する助けとなります。

例えば、『土に生きる』や『赤道越えて』、さらには『マー坊の少年航空兵』といった作品は、ただ単に視覚の楽しみを提供するだけでなく、時代を映し出す重要な記録としての役割も果たしています。

また、映画は戦争という特殊な環境下で重要なメディアとなり、時にはプロパガンダとして利用されたりもしました。今回の特集でも、戦争の影響を受けた作品が数多く紹介されます。戦時中の日本の思想や戦争の実情を、映画を通じて知ることができるのです。特に文化映画、ニュース映画、漫画映画は、戦時下の情報の伝達手段として重要な役割を担っていたことが、映像を通じて知ることができます。

魅力的な上映ラインナップ



今回の上映プログラムは特に貴重な作品が多く、上映の機会が限られていた作品も数多く含まれています。『國防全線八千粁』や『マレー沖海戰』など、これまでの上映ではほとんど見ることができなかった作品がずらりと並び、今では見ること自体が難しい貴重な体験が提供されます。

また、上映後には専門家による講演も行われ、観客は作品をより深く理解できる機会があります。8月9日には漫画映画の特集上映後に同志社大学の佐野明子准教授が、8月11日には井上寿一教授が「事変の欺瞞」について、そして8月15日には佐藤卓己教授によるメディアの役割に関する講演が用意されています。このように、単なる上映会を越えた学びの場としても機能しています。

開催概要



この特集が行われるのは、2026年8月4日から9月6日までの間、国立映画アーカイブ小ホールで開催されます。月曜は休館となりますので、ご注意ください。詳細な上映スケジュールやチケット情報については、国立映画アーカイブの公式サイトでご確認いただけます。無くなり次第終了となりますので、ぜひお早めにチケットをお求めください。

この貴重な機会をお見逃しなく、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。映画を通じて、かつての日本の文化や歴史に触れる素晴らしい体験があなたを待っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

関連リンク

サードペディア百科事典: 国立映画アーカイブ 返還映画 漫画映画

トピックス(映画)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。