ザオー工業が挑む新たな製品展開
金属プレス加工のリーディングカンパニー、ザオー工業株式会社が、子どもたちの想像力を広げる新商品「ザオーブロック」を開発しました。このアルミブロックパーツは、多様な形状にカスタマイズ可能で、技術力と遊び心を融合させたミニマムな工作セットです。この製品は「第99回東京インターナショナル ギフト・ショー」にて、実際に手に取ることができる機会を提供します。
ザオー工業の歴史と背景
1968年に創業したザオー工業は、足立区を拠点にネームプレート製作や金型製作、プレス加工、シルク印刷と、金属プレス部品の製造に従事してきました。その2代目として鈴木国博氏が代表を務める同社は、環境面を考慮した製品開発にも力を入れ、製造過程で発生する廃材を積極的に利用しています。こうした背景から生まれたのがザオーブロックです。
ザオーブロックの誕生
ザオーブロックは、軽量で丈夫なアルミ片とボルト、ナットを用いた組み立てブロックで、子供たちが自由に組み合わせて遊ぶことができます。これはプラモデルやブロックに興味を持つ若手社員のアイデアがきっかけで実現しました。鈴木氏が語るように「ザオーブロックの開発は、まさに未来のエンジニアを育む一環として大きな意義を持っています」。
「ザオーブロック」の可能性
創造性を引き出すおもちゃとしての可能性は無限大です。具体的には、恐竜のオブジェ製作など多彩なプロジェクトが進行中で、夏休みの子供向けワークショップや、大学との連携事業まで広がっています。これらの活動を通じて、ザオーブロックは単なるおもちゃではなく、学びと楽しみを融合させた新しいカテゴリーの商品となっています。
地域社会への貢献
鈴木氏は、「私の父から言われた『いつか、自社製品を作ってくれ』という言葉を未だに心に留めています。この思いを無駄にすることなく、とにかくやり遂げることが重要だと考えています」と語ります。自らの根底にあるこの思いは、従業員とのコミュニケーションや地域活動にも表れ、八年前から従業員に手書きのメッセージを添えた給与袋を渡すなど、社員とのつながりを深めています。
ザオー工業の未来
ザオー工業は、金属プレス部品の製造においても一貫生産体制を維持しつつ、ザオーブロックを通じた新たな挑戦に乗り出しています。この商品は、子どもから高齢者まで、幅広い世代に楽しんでもらえるポテンシャルを秘めています。鈴木氏は「未来を見据え、地域と共に発展していきたい」とする強い意志を持っています。
ギフトショーでの出会い
ぜひ第99回東京インターナショナル ギフト・ショーで、ザオーブロックに触れてみてください。足立ブランドのブースで、きっと新しい発見と体験が待っています。
企業情報
住所: 東京都足立区関原2-11-26
電話番号: 03-3848-2301
公式サイト:
ザオー工業株式会社