HARTi資金調達
2025-02-27 10:55:19

株式会社HARTiがスタートアップファクトリーから資金調達を実施、日本の文化産業をグローバルに展開へ

株式会社HARTiが6000万の資金調達を実施



株式会社HARTi(ハーティ)は、鈴木おさむ氏が率いるスタートアップファクトリー (以下、SF) を引受先とするプレシリーズAラウンドで、6,000万円の資金を調達しました。この資金は、同社が開発したスマートプリ機「HARTi Photo®」の全国展開、システムの強化、マーケティング活動の加速に役立てられる予定です。

日本経済の現状と文化産業の可能性



近年、日本経済は低成長の傾向にあり、特に新型コロナウイルスの影響で飲食、観光、文化芸術、エンターテインメントといったクールジャパン関連業種が大きな打撃を受けました。訪日観光客は激減し、日本のコンテンツビジネスの国際的な影響力が損なわれました。しかし、アフターコロナにおいては、クールジャパン産業が新たなフェーズに突入しています。

世界中で動画配信サービスが普及し、日本のアニメやゲーム、映画がより多くの人々に親しまれつつあります。これにより、日本の文化産業は一般層にも浸透しつつあり、その経済規模は輸出額4.7兆円に達しています。訪日外国人の増加と共に、「聖地巡礼」や日本食を目的とした消費が拡大し、新たな価値を生み出すチャンスが訪れたのです。

HARTiの挑戦と資金調達の背景



HARTiは創業以来、「感性が巡る、経済を創る」という理念の下、日本の文化産業のインフラを築くことを目指してきました。特に注目しているのが自社開発したスマートプリ機「HARTi Photo®」です。このプリ機は、リアルとデジタルの両面で日本のコンテンツを世界に広げる新たなプラットフォームとして位置づけられています。

これまで、国内のゲームセンターなどに限られていたプリクラの市場を、ライブイベントやフェスティバルといった短期の利用シーンでも活用できるようになり、市場全体の成長を狙っています。また、海外展開も視野に入れ、イベントや商業施設で日本のIPと組み合わせた体験を提供することで、グローバル市場でのファン獲得を目指しています。

この方向性を進めるために、以下の取り組みを強化するための資金調達が行われました。

1. スマートプリ機「HARTi Photo®」の購入・導入拡大
日本国内外の商業施設およびイベント会場での設置を促進し、戦略的な市場検証を行います。
2. アプリ開発・システム強化
ユーザーエクスペリエンスの向上や新機能開発、決済システムの拡充に取り組み、国ごとのニーズに応じた機能の最適化を図ります。
3. マーケティング・PRの強化
「HARTi Photo®」の認知度を向上させ、既存および新規のパートナーシップを強化します。

代表者からのコメント



スタートアップファクトリーの鈴木おさむ氏は、「日本のプリクラ文化には大きな可能性があると感じていました。持ち運び可能なプリ機があれば、日本のどこでも写真が撮れるようになる。これがあれば、文化・エンターテインメントの風景が変わると思っています」と語っています。

一方、HARTiの代表取締役吉田勇也氏は、「我々は創業以来この理念のもと、日本のアーティストやクリエイターが生み出したIPを国際市場に届けるプラットフォームの創造に挑戦しています。市場が変わる中、日本の文化産業のフェーズを変える努力を続けていきます」とコメントしています。

会社概要


株式会社HARTiは、東京都千代田区に本社を構えるスタートアップで、2019年に設立されました。現在、資本金は1億円です。企業のURLやSNSアカウントも活用し、スマートプリ機「HARTi Photo®」を広めていく様子が伺えます。


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