ndjc2025 監督募集がスタート!
若手映画作家の育成を目的とした文化庁の「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2025」が、新たな監督を募集しています。この取り組みは、映像産業振興機構(VIPO)が文化庁から委託を受けて行っているもので、今年度で20年目を迎えます。
プロジェクトの概要
ndjcは「New Directions in Japanese Cinema」の略称で、若手映画作家の発掘および育成を目的とした事業です。これまでに多くの才能がこのプログラムから誕生し、商業長編映画の監督デビューを果たした参加者も多いのが特徴です。これまでに89名の監督がこのプロジェクトを卒業し、その4割以上が商業映画デビューを達成しています。特に近年では、カンヌ国際映画祭での受賞歴を持つ山中瑶子監督や、海外映画祭での受賞歴のある藤田直哉監督など、多くの監督が国際的に認められています。
教育プログラムの内容
今年度の募集は、映像関連団体から推薦を受けた35歳未満の映画作家が対象です。一次選考を経て選ばれた参加者は、ワークショップを通じて技能を磨き、最終的には短編映画を制作します。このプロセスでは、プロの実務者からの指導を受けながら進められ、完成後には上映会や講評会が行われます。
参加者の選考過程
- - ワークショップ参加者の選出:定員は10〜15名程度で、応募者の提出物やワークショップでの成果を基に選考されます。
- - 製作実地研修:ワークショップ参加者の中から、数名が短編映画の製作に進むことになります。
応募要項
プロジェクトへの応募を希望する方は、以下の条件を満たす必要があります。
- - 年齢要件:2025年3月31日現在で35歳未満。
- - 経験要件:商業長編映画の経験がある方、または今後それが予定されている方は対象外です。さらに、自身が監督を務めた映像制作の実績があり、以下のいずれかに該当すること。
- 自身が監督した作品が映画祭等で評価された経験。
- 商業映像作品での監督、助監督、またはCM・MVディレクターとしての実務経験。
- 映画・映像関連の学校で優秀な成績を修めたこと。
詳細については公式サイトを参照してください。
募集スケジュール
- - 応募意思の連絡:5月22日(木)17:00まで。
- - 応募書類提出:5月26日(月)12:00まで。
- - ワークショップ開催:7月〜8月。
- - 製作実地研修:8月〜2026年1月。
- - 作品発表:2026年2月以降。
オンライン募集説明会が開催されるので、興味のある方はぜひ参加してください。全2回の説明会は、4月23日と5月13日の18:00から行われます。参加方法はZoomを利用し、こちらから申し込むことができます。
このプロジェクトを通じて、次世代の映画作家たちが輝くことを期待しています。新たな才能を見つけるこの機会を活用し、未来の映画界を切り開いていきましょう!