日本のドラマ作品『WI, KILL』がSXSW Sydney 2025に正式招待
株式会社WOWOWが制作した連続ドラマ『WI, KILL』が、オーストラリア・シドニーで開催される「SXSW Sydney 2025」に、日本のドラマ作品としては初めて正式に招待されました。上映日は2025年10月15日(水)、部門は「Episodic: Anthologies of Terror」です。この特別な上映後には、チーフプロデューサーの山田雅樹氏がQ&Aセッションにも参加予定です。
ドラマの魅力とストーリー
『WI, KILL』は群凶と呼ばれる謎の怪物が跋扈する、日本の鎖国前夜を舞台にした歴史的なサバイバルスリラーです。主演を務めるのは木村文乃さんと田中樹さんです。この独自のドラマは、松竹・松竹京都撮影所とのコラボレーションにより、国内外で新たなジャンルの開発に挑戦しています。
物語は、関ヶ原の合戦から35年後の平和を取り戻しつつある日本に突如現れる、恐ろしい化け物“群凶”にまつわるものです。幕府は秘密裏に討伐軍を派遣し、群凶の存在を隠蔽していました。その騒動を知らぬ主人公お凛は、医師・源三郎の助手として穏やかな日々を送っていますが、突然の不幸が訪れます。
お凛は、養 daughterのトキのために薬を求めて遠方の村へ向かう途中、群凶に襲われ、過去の苦い記憶を呼び覚まされます。この運命的な出会いが、お凛に壮絶な旅を強いることになります。一方、群凶として意識を持つ士郎は、自分探しの旅に出ることになります。これらの複雑なキャラクターたちのドラマが織りなすストーリーは、視聴者を虜にすることでしょう。
SXSW Sydney の意義
SXSW Sydneyは、2023年から毎年10月に開催される、テクノロジーや音楽、映画の革新と創造性を祝うイベントです。この場では、アジア太平洋地域の新進気鋭の才能やビジョナリーたちが集い、交流とパートナーシップの構築が行われます。『WI, KILL』が招待されたことは、映像業界にとって大きな意義を持つ快挙です。
チーフプロデューサーの山田雅樹氏は、韓国のプチョン国際ファンタスティック映画祭に続く今回の公開について、「このような場での上映は本当に光栄です」とコメントしています。彼は本作が「京都の時代劇とサバイバルスリラーを掛け合わせた作品」として、世界に向けてのメッセージがしっかり伝わることを願っています。
キャストとスタッフ
『WI, KILL』のキャストには、木村文乃、田中樹、田牧そら、高橋克実、富田靖子、山本耕史など、豪華な面々が揃っています。また、脚本を担当するのは港岳彦、監督はヤングポールの服部大二氏です。音楽はフジモトヨシタカが手掛けています。
この作品は、WOWOWプライム及びWOWOWオンデマンドにて、2025年5月18日(日)から全6話が放送・配信される予定です(
こちらで詳細確認)。
『WI, KILL』の今後の展開と、SXSW Sydneyでの上映がどのように評価されるのか、非常に楽しみです。