K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント振り返り
2026年2月8日(日)、東京の国立代々木競技場第二体育館にて開催された『K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント』は、全試合紀録的な盛り上がりを見せました。全20試合中、なんと9試合がKO決着という圧倒的なパフォーマンスが繰り広げられ、観客は熱狂の渦に包まれました。特に注目を浴びたのは、ドイツのルーカス・アハテルバーグ(以下、ルーカス)で、彼は全試合を1ラウンドでKO勝ちするという前代未聞の偉業を達成しました。
大会の見どころ
大会はタイトルマッチを含む様々なカードが組まれ、K-1の魅力を存分に堪能できる内容でした。その中でも特筆すべきは、5つのタイトルマッチが行われた点です。
女子フライ級タイトルマッチ
第5試合では、王者SAHOがギリシャのソフィア・ツォラキドゥを迎え撃ちました。SAHOは攻撃の要素としてジャブ、ローキック、カーフキックを巧みに織り交ぜ、試合を支配。見事に3-0の判定で勝利を収め、2度目の防衛に成功しました。
女子アトム級タイトルマッチ
第6試合では、王者松谷綺がメキシコの挑戦者、ベロニカ・ロドリゲスと激突。松谷は開始早々から前蹴りやカーフキックを用いて攻撃を仕掛けましたが、終盤にはロドリゲスの右フックが決まり、判定3-0で新王者誕生の瞬間を目撃しました。
バンタム級タイトルマッチ
第7試合では、王者石井一成が中国のジャン・ジンホイとの初防衛戦に挑戦。試合は非常に接戦となり、石井は終盤にボディ攻撃を多用しながら先手を取った結果、判定3-0で勝利を収めました。
新王座決定戦
大会の18試合目、朝久裕貴と里見柚己によるライト級王座決定戦では、3Rを終えた後に判定がドローとなり、延長戦に突入しました。その後、里見が判定3-0で勝利し、新王者となりました。
-90kg世界最強決定トーナメントの熱戦
今回のトーナメントでは7試合中4試合がKO決着という破壊力のある内容で進行し、会場は興奮のるつぼと化しました。特にルーカスは、1ラウンドKOの連続で圧倒的な強さを示しました。準々決勝ではイランのマハムード・サッタリを左フックで沈め、続いて準決勝ではボグダン・ストイカ(ルーマニア)相手に前蹴りで勝利を収めました。ついに決勝で対戦したニキータ・コズロフ(ロシア)も彼の破壊力に同様に屈し、右カーフキックによってダウンを奪われた後、1ラウンドでのKO負けという結末を迎えました。
大会後、ルーカスは「このトロフィーを亡くなった友人に捧げたい」と感謝の意を示し、自らの信じる道を進むことが大切だというメッセージも発信しました。
その他の試合結果
19試合目のスーパー・バンタム級では金子晃大と大久保琉唯が対戦しましたが、契約体重超過が影響して公式記録はノーコンテストとなる結果に。
このように、K-1 WORLD GP 2026は多くのドラマを生み出し、観客を魅了する内容で終始盛り上がりを見せました。
次回大会情報
2026年4月11日(土)には、K-1 GENKI 2026が開催される予定となっています。詳細は公式サイトでご確認ください。