エミー賞受賞作曲家・石田多朗が雅楽の魅力を伝える
世界的に認知される作曲家であり、音楽総合アレンジャーの石田多朗(株式会社Drifter代表)が、YouTube講義シリーズをスタートしました。その第1弾として公開された『知識がなくてもすごくおもしろい雅楽の魅力』は、公開からわずか2ヶ月で12万回の再生を記録し、多くの視聴者の関心を集めています。この講義は、彼が出演した「ほぼ日の學校」公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。
雅楽とは何か?
石田多朗は、1300年以上続く日本の伝統音楽である雅楽の音楽担当としても知られています。その音楽のスタイルは、古典的な雅楽と現代のクラシック音楽を融合させた独自の視点が特徴です。特に、彼の作品は国内外で高く評価され、質の高い音楽体験を提供しています。
音楽と哲学の新しいアプローチ
石田氏が雅楽を語る際の大きなテーマは、伝統芸能としての雅楽ではなく、むしろ「哲学」や「自然観」に重きを置くことです。彼自身は、「雅楽というジャンルで、これほど多くの方に届いたことに驚いています」とコメントし、彼の視点がどれだけユニークであるかを示しています。
自然との関係の重要性
「AIやSNSによって人間中心になりすぎた今だからこそ、自然との距離感や‘いつか滅びる’という感覚が、人の生き方を楽にしてくれる」と石田は考えています。このように、彼の講義は単なる音楽の教育に留まらず、私たちの生き方に関する洞察をもたらしてくれます。
YouTube講義シリーズの概要
この反響を受け、石田多朗は自身のYouTubeチャンネル「雅楽と哲学のラジオ」を立ち上げました。毎週金曜日に新しい内容が配信され、音楽や哲学についての深い考察を展開しています。
チャンネルのURLは以下です。
石田多朗の『ラ』 雅楽と哲学のラジオ
石田はこの講義シリーズを通じて、「自分に見えているもっと広い音楽の世界」を伝えたいと強調しています。以前より狭くなっている音楽の世界に新たな風を吹き込むべく、彼はさまざまなイニシアチブを展開する予定です。
これからの活動
今後も株式会社Drifterは、雅楽を中心にした講義や作品、さらには空間演出など、多角的に活動を続けていく計画です。彼の音楽教育への情熱と、人々との繋がりを重視する姿勢は、多くの人々に新たな視点と感動を与えています。
このように、石田多朗の取り組みは、伝統的な日本の音楽を新たな光の中で再発見し、現代に通じる哲学的な思索を提供してくれるものです。これからの彼の活動にも、ぜひご注目ください。