多摩六都科学館特別プラネタリウム開催のご案内
多摩六都科学館では、2025年の5月31日(土)に特別プラネタリウム「キトラ古墳の天文図と中国星座」を開催します。本イベントは、館長の髙柳雄一さんを中心に、文化庁や奈良文化財研究所、国立天文台と共同で進めてきた「キトラ天文図研究会」の成果をもとに実現しました。
キトラ古墳の魅力とは?
キトラ古墳は奈良県明日香村に位置し、その石室の壁画は、2019年に国宝に指定されています。壁画には、極彩色の四神(青龍・玄武・白虎・朱雀)と共に、中国の星座を描いた天文図が詳細に描かれ、古代中国で作られた星座が日本にどのように伝わったかを物語っています。この特別プラネタリウムでは、奈良文化財研究所から提供された高精細な画像を用いて、観客の皆さんにその世界観を存分に楽しんでいただきます。
中国星座と二十八宿
中国星座は、現在私たちが親しむ西洋星座とは異なる独自の体系を持ち、特に「二十八宿」と呼ばれる28の星座は、古代から重要視されてきました。キトラ古墳の壁画は、中国星座が日本に根づいていたことを示す貴重な証拠となっており、その背後にある文化や歴史についても触れていきます。
音楽で彩るプラネタリウム
今回の特別プラネタリウムでは、音楽ユニット「姫神」が音楽的な協力を行います。姫神は、自然や神話、風土をテーマにした幻想的で荘厳なサウンドを特徴とし、星吉紀氏が代表を務めています。彼が選曲した楽曲は、プラネタリウムのテーマに合わせたものとなり、映像と共に観客を魅了します。ただし、星吉紀氏自身の出演はありませんが、彼の音楽によって演出された星空が、より一層の感動を生むことでしょう。
大迫力のプラネタリウム体験
多摩六都科学館の「サイエンスエッグ」は、直径27.5mという世界最大級のドーム型プラネタリウムです。光学式投映機「CHIRONⅡ」を用いて、1億4000万個の星々が次々と映し出されます。プラネタリウム解説員が、当日の星空を紹介し、観客を星の世界へといざないます。
イベント詳細
- - 名称: 特別プラネタリウム「キトラ古墳の天文図と中国星座」
- - 会場: 多摩六都科学館サイエンスエッグ
- - 日時: 2025年5月31日(土) 午後5時20分〜6時20分(5時開場)
- - 対象: 中学生〜大人(小学生以下の入場不可)
- - 定員: 234名
- - 料金: 2,200円(入館券付き観覧料)
- - チケット販売: 4月26日(土)午前10時から先着順で販売。購入は「teket」を通じて。
この機会に、古代の天文図や中国星座について深く学び、幻想的な音楽と共に素晴らしい星空を体験してみませんか?
多摩六都科学館について
多摩六都科学館は、1994年に開館し、直径27.5mのドームで星々を映し出す世界最大級のプラネタリウムを有しています。また、観察や実験、工作を楽しめる5つの展示室も完備した体験型ミュージアムです。多摩地域の文化と科学を楽しむ場所として、今後も多くのイベントが期待されます。
所在地: 東京都西東京市芝久保町5-10-64
電話番号: 042-469-6100
URL:
多摩六都科学館