佳山明生が語る古賀政男の秘話と大ヒットの舞台裏を披露

佳山明生が古賀政男の名曲を熱唱！

７月２８日（月）、BS日テレで放送される「歌謡プレミアム」では、古賀政男最後の弟子である佳山明生が特別ゲストとして登場します。この番組では、懐かしの古賀メロディーの名曲「無法松の一生」や「湯の町エレジー」を披露し、さらに自身のデビュー曲「氷雨」の裏話も語ります。

古賀政男の影響を受けた佳山明生

古賀政男は日本の音楽界で約5000曲もの演歌や歌謡曲を世に送り出した大師匠です。彼は７月２５日に迎える命日を前に、佳山明生とともにその偉業を偲びます。佳山は古賀の最後の弟子として、師の教えを受けながら、歌手として成長してきました。彼の恩師への愛情がどれほど深いものであるかを知るために、佳山がどのように古賀政男に弟子入りしたのかをお伝えします。

佳山が古賀の家を訪れたのは、彼がまだ歌手になりたいという思いを強く抱いていた頃のことでした。初めはスタッフに断られるも、粘り強く通い続けた佳山はようやく門を叩くことに成功しました。そこで古賀が「最後の門下生にしてあげる」と言ってくれた瞬間、彼の心には一生の決意が生まれたのです。

古賀のレッスンとその秘伝

「古賀先生のレッスンは本当に独特でした」と語る佳山。古賀は詞に込められた思いを大切にし、自然な歌い方を求めていました。彼が提唱した方法は、楽曲を忠実に表現することで、歌手自身が持っているトーンを最大限に生かすものでした。

実際のレッスンは掃除から始まり、次第に彼の音楽メソッドに従って厳しいトレーニングに突入。佳山は古賀の教えを忠実に守り、しっかりとメロディーにのせて歌うことを学びました。そんな彼が得た秘伝のボイストレーニングも、放送では特別に公開される予定です。古賀の独特な方法を直に体験できる貴重な瞬間が楽しめます。

『氷雨』の成功とそのきっかけ

佳山明生が歌手としてデビューしたのは1977年。しかし、初めのころはなかなか売れず、彼は失意の中にいました。しかし、1983年に「氷雨」が旭川市の有線放送から放送され、その女性スタッフの情熱により大ヒットを記録しました。彼は「毎日朝から晩まで『氷雨』を流してくれた」と語ります。この一曲が多くの人々に届き、気づけば80万枚以上を売り上げるという驚異的な景気をもたらしました。

番組の見どころ

今回の放送では「氷雨」や古賀メロディーの名曲がリマスタリングされ、さらに彼の最新アンサーソング「ぼっちの女だから」も披露されます。この放送を通じて、佳山明生の歌手としての成長と古賀政男の偉大さを再確認できることでしょう。番組の詳細は、BS日テレのサイトでもご確認ください。

歌謡秀でた世界へ感動の旅をみなさんもぜひお楽しみください。