国産い草家具受賞
2025-12-01 09:08:58

国産い草家具がミラノでのサステナビリティアワードを受賞する快挙

福岡の国産い草家具、ミラノで輝く



福岡市に本社を置く業務用家具メーカー、株式会社アダル(代表取締役社長:武野 龍)は、73年の歴史を持ち、レストランやホテル、オフィスなど幅広い業界に家具を供給してきました。近年、同社は「Look into Nature」というサステナブルブランドを立ち上げ、国産の高級い草をメインに使用したデザイン性の高い製品を展開しています。特に、このブランドから生まれた「BOKU Lounge Chair」が、イタリア・ミラノで行われた「Archiproducts Design Awards 2025」において、コントラクト部門で「Sustainability Award」を受賞することが決定しました。

サステナビリティに重点を置いたデザイン



「BOKU Lounge Chair」は、日本の伝統素材であるい草を用い、その曲線的なデザインが特徴的です。デザインはスペインのデザインスタジオ「STONE DESIGNS」が手掛け、デザイナーのクトゥ・マスエロス氏とエバ・プレーゴ氏が携わっています。彼らは、日本が誇る美しさを現代に再構築し、西洋の文化と融合させることを目指しました。この椅子の背面にはい草が使われており、木製の脚部は当社が所有する「5軸CNC加工機器」による精密加工を施されています。

最新技術による製品開発



アダルが導入している「5軸CNC加工機器」は、木材の切削をオートメーション化する特殊な機械であり、複雑な曲面造形や高精度加工を実現しています。この技術を使うことで、品質の安定性が保たれ、他の家具プロダクトにも大きな影響を与えています。さらに、この機械を活用して製作される每年恒例の干支オブジェ「fukune」シリーズも注目されています。2026年の午(うま)年モデルは限られた数量での販売が予定されており、12月1日から販売開始されます。

受賞の背景とブランドの展望



「Archiproducts Design Awards 2025」は、サステイナビリティとデザインの両立をテーマに、リサイクルや生分解性素材、環境に配慮した生産サイクルを重視している国際的な賞です。アダルは、この受賞を糧にグローバルな市場への拡大を目指しており、次世代のデザインを追求し続けます。「Look into Nature」は、日本の伝統的な素材に新たな価値を見出し、世界中のデザイン界で注目を集めています。

干支オブジェ「fukune」シリーズ



「fukune」は、循環や福音を意味するネーミングのもと、毎年異なる干支をテーマにしたインテリアオブジェです。2023年から始まり、12年かけて全種類が揃う予定です。2026年のモデルは、シンプルながらもインテリア性を持たせたデザインで、5軸CNC加工機器による高精度な仕上がりが特徴です。それぞれが天然木で作られ、独自の木目や風合いが楽しめます。王道の職人技と最新のテクノロジーが融合し、どの空間にも溶け込む名作が誕生しています。

まとめ



国産い草の可能性を引き出し、サステナブルな未来を目指すアダルの挑戦は続きます。「BOKU Lounge Chair」と「fukune」シリーズ、いずれも家具の枠を超えた新しい価値を提供しており、今後の展開に期待がかかります。


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