TOKYO FMが音声プラットフォーム戦略を再構築しradikoへ統合

TOKYO FMが音声プラットフォーム戦略を再構築

TOKYO FMが音声プラットフォーム戦略を見直し、今後のポッドキャスト配信を日本のラジオ局共通の音声プラットフォーム「radiko(ラジコ)」に集約することを発表しました。この戦略的な変更は、リスナーにより良い音声体験を提供し、音声広告市場の拡大を目指すものです。

ポッドキャスト配信の未来

新しい戦略において、TOKYO FMは音声プラットフォームとしてradikoを中心に展開します。これに伴い、番組内における音声プラットフォームの告知をradikoに一本化し、リスナーに「ラジオ放送もポッドキャストも、radikoでお楽しみいただけます」とのメッセージを届けていく予定です。

多様なプラットフォームでの展開

radikoを基盤とする一方で、TOKYO FMのポッドキャストは引き続き、Apple PodcastsやSpotify、Amazon Music、Audible、YouTube、YouTube Musicなど他の主要プラットフォームでも配信されます。この取り組みにより、より多くのリスナーに音声コンテンツが届く機会を広げ、新たなリスナー層の獲得を目指しています。

新しいポータルサイトの開設

さらに、TOKYO FMは2025年夏を目途に、リスナーがポッドキャストにスムーズにアクセスできる「TOKYO FM Podcasts（仮称）」というポータルサイトを新設します。このサイトでは、配信中のポッドキャスト一覧を閲覧でき、エピソードの再生機能も提供される予定です。AuDeeで提供されていた一部の機能を引き継ぎ、リスナーの利便性を高めることを目的としています。

AuDeeでの配信終了

また、これまでTOKYO FMと株式会社ジャパンエフエムネットワークが共同運営してきた音声プラットフォーム「AuDee」におけるポッドキャスト配信は、2025年9月をもって終了することが決定しました。この変化により、TOKYO FMはradikoに注力し、リスナーにとっての価値をより一層高める取り組みを進めていきます。

radikoの魅力

radikoは、スマートフォンやパソコンを通じてラジオ放送およびポッドキャストを楽しむことができる、日本唯一の音声コンテンツポータルサービスです。リアルタイムでラジオ番組を聴ける「ライブ」機能や、過去の番組を楽しめる「タイムフリー」機能など、多彩な機能を備えています。基本的に無料で利用可能で、全国の民放ラジオ局やNHKの番組を聴けるのも魅力です。