湊かなえ『人間標本』特集号が登場
2025年11月21日(金)、株式会社KADOKAWAは『小説 野性時代 特別編集 2025年冬号』を発売します。この特別号では、話題の作家・湊かなえの最新作『人間標本』がドラマ化されることを記念し、徹底的に特集が組まれています。
表紙を飾るのは、市川染五郎。彼の魅力が発揮されたグラビア写真や、ドラマの監督である廣木隆一さんと、美術監修の清川あさみさんの特別対談も掲載されており、作品の深い世界観が伝わってきます。
注目コンテンツ
さらに、この号では第16回山田風太郎賞の結果発表と選評も掲載。受賞作『神都の証人』の大門剛明さんと、『ミナミの春』の遠田潤子さんをはじめ、感性豊かな選評をお楽しみいただけます。また、過去の受賞作家による競作を通じて、文学の深さと奥行きを感じ取ることができるでしょう。
KADOKAWAの80年の歩み
特集では、KADOKAWAの創業80周年を記念した記事もあり、同社の歴史を振り返る興味深い内容が盛り込まれています。池上彰さんのインタビューや、写真を交えた角川源義と角川書店の歴史も必見です。
新作短編と多彩な連載作品
この特別号では、豪華な執筆陣による新作も多数収録されています。特に、宮島未奈の「マッチ一本火事のもと」や、注目作家・井上先斗の短編には、期待が高まります。また、横溝正史ミステリ&ホラー大賞の結果発表や選評も見逃せません。
以下、特集内容の詳細です:
第16回 山田風太郎賞
- - 結果発表:受賞作『神都の証人』大門剛明/『ミナミの春』遠田潤子。
- - 選評:朝井まかて/桜木紫乃/馳星周。
- - 受賞記念エッセイ:大門剛明の「もう一人の神都の証人」、遠田潤子の「人生の不思議」。
KADOKAWA創業80周年特集
- - インタビュー:池上彰。
- - 写真で辿る:角川源義と角川書店の歴史。
- - 寄稿:学研ホールディングス/光文社/マガジンハウス。
第16回 小説 野性時代 新人賞
- - 結果発表:大賞「降りる人」木野寿彦。
- - 選評:冲方 丁/辻村深月/道尾秀介/森見登美彦。
- - 対談:木野寿彦×森見登美彦。
第45回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞
- - 結果発表:大賞「うたかたの娘」綿原 芹/読者賞「夢詣」雨宮 酔。
- - 選評:綾辻行人/有栖川有栖/黒川博行/辻村深月/米澤穂信。
- - 対談:綿原 芹×綾辻行人。
このように、『小説 野性時代 特別編集 2025年冬号』は、充実した内容となっています。文学ファンにおいては見逃せない一冊です。紙版は11月21日発売、電子版は12月5日配信予定。定価は2,200円(本体2,000円+税)です。
この機会に、湊かなえの世界を深く探求してみてはいかがでしょうか。