京都・天橋立に新たに登場した「mizuya」
2025年5月1日、京都府宮津市にブティックホテル「mizuya(ミズヤ)」が華々しくオープンしました。このホテルは、魅力的なロケーションと地域密着の設計によって、訪れるすべての人に特別な滞在体験を提供することを目指しています。
施設のコンセプトと設計
「mizuya」は、地域の文化や空気を感じることを重視しています。客室は、地元の黒谷和紙職人・ハタノワタル氏による手漉き和紙を使用し、さらに陶芸家・片川祐之介氏の茶器等を取り入れることで、地域の魅力を感じられる独自の空間に仕上げられています。
このホテルの名前は、古くから京都の文化を支える役割を果たしてきた地域の歴史を再解釈したものです。手水舎や茶室の「水星」に因んで名づけられ、そうした場所があった古き良き時代を反映しています。建築設計は、著名な設計士・天水義敬氏が手掛け、伝統と現代が調和した空間を創造しました。
設備と体験
「mizuya」には全9室の客室があり、最大4名まで利用できる完全予約制のプライベートサウナも完備されています。このサウナでは、自然の素材で造られた空間の中で、五感を使ってリラックスすることができます。木の香りや石の温もりを感じながら、日常の喧騒から離れた静かな時間を楽しむことができる特別な体験です。
一方、1階のcafe & bar「菓寮 浮雲」では、菓子や肴とともに「曲水の宴」を楽しむことができ、朝食には京都の郷土料理にインスパイアされた御膳が提供されます。シェフには、京料理の庄本彩美氏を迎え、地域の食材を使用したメニューが特徴です。また、カフェタイムには、葉山を拠点とした小島直子氏が監修した和菓子と日本茶のペアリングをOfferingします。
夜にはバーとしても利用可能で、和菓子や酒を楽しみながらゆったりとした時間を過ごせます。
「mizuya」の未来と地域貢献
この施設は、京都丹後企画が手がける第二の地域拠点であり、2024年に開業した「hashigoya」に続く重要なプロジェクトです。「mizuya」は、地域の魅力を発信するだけでなく、その運営を通じて地域活性化にも貢献しています。
運営を担う株式会社京都丹後企画は、地域資源を活かした持続可能なまちづくりに取り組む企業であり、今後も地域との関わりを深め、ホスピタリティを将来に繋げていくことが期待されています。
まとめ
「mizuya」は、訪れる人々にとって、新しい日本文化との出会いの場となるでしょう。地域の素材や歴史を背景にした体験ができるこのブティックホテルは、一人ひとりに寄り添ったサービスを提供してくれることでしょう。
旅行の際には、是非「mizuya」に足を運んでみてください。ここでの滞在が、思い出に残る特別な時間となること間違いありません。