有村架純主演の短編映画2作品がYouTubeで無料配信決定！

有村架純と鳴海唯が主演する短編映画、2025年6月よりYouTubeで無料配信

2025年6月13日から、俳優の有村架純さんと鳴海唯さんが主演を務める短編映画がYouTubeで無料配信されることが決まりました。このプロジェクトは、株式会社電通クリエイティブピクチャーズと芸能プロダクション・有限会社フラームの共同制作によるもので、最新のバーチャルプロダクション技術を駆使して制作されました。

バーチャルプロダクション技術とは？

バーチャルプロダクション撮影は、映画やドラマの撮影方法に革命をもたらしています。この手法では、スタジオ内で大画面のLEDディスプレイに映像を投影し、その前で俳優を撮影することで、まるで実際にその場所にいるかのような感覚を演出します。これにより、ロケに行かなくてもさまざまなシチュエーションを再現でき、時間や天候の制約から解放されることが特徴です。

作品について

本作には、『mopim（ムパン）』と『道子、未知満ちて。』の2作品が含まれており、いずれも短編映画として特別なメッセージが込められています。

『mopim（ムパン）』

主演の有村架純さんが演じるのは、百歳の誕生日を迎えた老婦・栗田節です。彼女のもとには、黒装束の男が“お迎え”に訪れます。残された時間を生かし、若き日の自分の姿となって、節が望む場所へ連れて行ってもらうことに。彼女が最も伝えたかった未練の言葉を、亡き夫に届けるための旅が描かれます。この作品の脚本・監督は水落豊氏が手がけています。

『道子、未知満ちて。』

一方、鳴海唯さんが主演する『道子、未知満ちて。』は、マップアプリの360°カメラカーのドライバーとして働く道子を描いています。彼女は空想を楽しむことが生きがいであり、そんな彼女の日常に思いもよらない出来事が起こります。この作品では、日常の中でのさりげない変化を繊細に描写しているのが特徴です。

バーチャルプロダクションの利点

バーチャルプロダクションの手法には、いくつかの大きなメリットがあります。例えば、従来の撮影に比べて、大幅に撮影期間を短縮でき、現場で完成形を確認しながら進行できるなど、効率的な制作が可能です。さらに、撮影の際に必要とされる物理的な移動も大幅に削減されるため、環境負荷の軽減にも寄与します。

期待される未来

電通クリエイティブピクチャーズは、今後もこの新しい技術を活用し、高品質なコンテンツ制作に挑戦し続けることを目指しています。有村架純さんや鳴海唯さんら人気キャストを揃えた短編映画は、視聴者に新たな視覚体験を提供することでしょう。彼女たちの演技と融合したバーチャルプロダクションの世界をぜひ体感してみてください。映画は公式YouTubeチャンネルで、2025年の夏まで無料で楽しめます。