2025年7月、大阪のクリエイティブセンターで音楽家の日野浩志郎による新作音楽公演「Chronograffiti」が開催されます。この公演は、一般財団法人おおさか創造千島財団が支援する「KCVセレクション」の一環として実現しました。
日野浩志郎は、2018年を通じて北加賀屋に設立された音ビル内のサウンドスタジオで活動し、彼の音楽的な才能を生かし続けています。今回は新作の『Chronograffiti』を携えており、この作品はドイツのMoers Festivalにて委嘱され、2025年6月に世界初演を迎えたばかりです。これに続き、今夏の公演が日本初演ということで、期待が高まっています。
特に注目すべきは、その演奏メンバーです。元・鼓童の前田剛史、日本管打楽器コンクールで第1位を獲得した安藤巴、そして日野の作品に常に参加している谷口かんなの3人が、パーカュッションによるリズムアンサンブルを展開します。日野はこれまでに、独自のリズム作曲法を研ぎ澄ませ、ボンゴやスネアドラムといった限られた楽器を使用しながら、陶酔感を引き出す作曲に挑んできました。
公演のタイトル「Chronograffiti」は、時間を意味する「Chrono」と落書きを意味する「Graffiti」を結び付けた造語で、観客に新たな視覚体験を提供します。日野が視覚的派手さの中に時間と身体の動きを表現することを試みており、古舘健によるビジュアルエフェクトもこの公演に特有の要素です。演奏者の細かな動きや楽器の振動を観客に届けるこの演出は、多くの人々に新たな感動を呼ぶことでしょう。
公演は3日間にわたり、合計4公演行われます。7月25日(金)から27日(日)の間、夜と昼のセッションが設けられており、各回あたり80分の公演が予定されています。チケットは一般3500円、25歳以下は2500円、当日は4000円で販売される予定です。
音楽の新たな挑戦を体験する機会として、多くの方々にこの公演を楽しんでいただきたいです。興味のある方はぜひ、チケットをお早めにお求めください。私たちの時間と身体の記憶を音楽で感じることができる、この特別なイベントをお見逃しなく!
公演概要
- - 公演名: 「Chronograffiti」
- - 会場: クリエイティブセンター大阪内 Black Chamber
- - 日程: 2025年7月25日(金)~27日(日)
- - 公演時間: 7月25日(金)19:30開演、26日(土)14:30/19:30開演、27日(日)14:30開演
- - 料金: 一般3500円、U25 2500円、当日4000円
- - チケット情報: ZAIKOイベントページ