『十二人の怒れる男たち』
2025-03-22 12:37:23

富永勇也、小波津亜廉、朝田淳弥が挑む新たな舞台『十二人の怒れる男たち』

舞台『十二人の怒れる男たち』ビジュアル撮影リポート



舞台『十二人の怒れる男たち』が2025年3月26日から30日まで東京・サンシャイン劇場で上演されることが決定し、キャストの富永勇也、小波津亜廉、朝田淳弥がビジュアル撮影を行いました。本作は、1954年のアメリカのテレビドラマを基にし、法廷ものの最高傑作として名高い作品です。脚本はレジナルド・ローズによるもので、これまでにも映画や舞台で何度も上演されていますが、日本でもその影響を受けた多くのクリエイターがいます。

この舞台は、翻訳を小田島恒志と小田島則子が手がけ、演出はノサカラボの野坂実が担当します。野坂はミステリーを専門に制作するクリエイターで、緻密なストーリー展開やキャラクターの深い理解に定評があります。

作品の舞台設定


物語は殺人事件の陪審員室が舞台です。18歳の少年が父親を殺した容疑で有罪が疑われる中、陪審員たちは全員一致の判決を下さなければなりません。最初の投票では11人が「有罪」と主張する中、ただ一人、8番の陪審員だけが「無罪」に票を投じます。彼は証拠や証言を慎重に検討する必要があると訴え、陪審員たちはその意見をもとに議論を始めます。

ビジュアル撮影の現場


撮影は、制作スタッフがしっかりと役柄のイメージを持ち、カメラマンとデザイナーがアイデアを出しながら進められました。特に印象的だったのが、撮影ブースに設けられたオレンジ色の光の演出です。これは陪審員たちの内面を照らし出し、彼らが抱える様々な感情や思いを反映しています。

陪審員2番 朝田淳弥


第1の撮影では、陪審員2番を演じる朝田淳弥が登場しました。銀行員の役柄を鮮やかに再現し、焦げ茶色のスーツと眼鏡で知的な雰囲気を醸し出します。デザイナーによると、2番は周囲の意見に流されやすいが、実は周囲をよく観察する協調性のある人物です。撮影中、カメラマンから「カッコよくなりすぎないで」との指示があり、スタジオは笑いに包まれました。朝田は「2番の心境を表現することができました」と語り、撮影結果に期待感を示しました。

陪審員10番 小波津亜廉


続いて、陪審員10番を演じる小波津亜廉が登場。体格に優れた彼は、アメリカの労働者階級のキャラクターを見事に体現しており、サスペンダーがとても似合います。この役は自身のイライラを表現することが重要で、撮影中もアドリブで「有罪に決まってるだろ!」と叫び、現場を和ませました。小波津は、怒りのバリエーションを豊かに表現することに楽しさを感じていました。

陪審員8番 富永勇也


最後に、建築家の役柄を演じる富永勇也が登場。彼のスタイルは、温かみのあるベージュのスーツで、理論家のイメージを強調しています。8番は、唯一無罪を主張する重要な役柄であり、その信念を自己表現できるポーズで表しました。富永は、作品の中心的存在であることを自覚し、その役柄を見事に演じることに成功しました。

舞台の魅力


舞台『十二人の怒れる男たち』は、12名の陪審員が有罪か無罪かの判決を巡って繰り広げる議論を通じて、彼らの内面に焦点を当てています。この作品は「正義」が何かを考えさせる要素があり、多くの感動をもたらすことでしょう。ビジュアル撮影の現場で感じたのは、キャストたちの真摯な取り組みであり、すでに舞台自体の完成度が高まっていることを強く印象づけました。

公演情報


  • - 公演名: 十二人の怒れる男たち
  • - 原作: レジナルド・ローズ
  • - 翻訳: 小田島恒志、小田島則子
  • - 演出: 野坂 実

あらすじ


物語は陪審員室で行われる殺人事件の裁判を中心に展開。11人が有罪とする中、1人だけ無罪を主張した陪審員の挑戦を描きます。

上演日程


  • - 2025年3月26日(水)~30日(日)

会場


  • - サンシャイン劇場 (東京都豊島区東池袋3-1-4)

チケット情報


全席指定で、特典付きの正面席を含むチケットが販売。

今回のビジュアル撮影を通じて、作品の深いテーマとキャストの情熱が融合し、期待が高まっています。観客を引き込む『十二人の怒れる男たち』、ぜひ劇場で体感してください。


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