BS10スターチャンネルが新たにリブランドした「BS10プレミアム」は、来年で開局40周年を迎え、これを機に洋画に加え日本映画や音楽番組に力を入れている。その中でも注目を浴びているのが、オリジナル音楽新番組『歌聖へのラブレター』だ。この番組では、日本の歌謡界で長年愛され続けている八代亜紀の知られざる魅力が掘り下げられる。
新番組の第一弾では、八代亜紀を“歌聖”に据え、盟友の新沼謙治や神野美伽といったゲストたちがともにその思い出を語る。MCを務める岩崎宏美は八代と親交が深く、親しみのあるトークで番組を盛り立てる。彼女たちが語るエピソードや歌唱は、八代亜紀の人柄や音楽性を浮き彫りにする貴重な瞬間となるだろう。
番組では、八代亜紀に欠かせない名曲「なみだ恋」をはじめ、多数の名曲が取り上げられる。この「なみだ恋」は、彼女のデビューから3年後、4作目としてリリースされ、盛り場演歌の代表曲として多くの人に愛され続けてきた。また、ゲストたちは八代亜紀の人間性を称賛し、彼女の優しさや気配りについても触れている。新沼謙治は、彼女が詞をもらった際にはイメージをしっかりと持って、笑顔でパフォーマンスする姿を評価し、神野美伽は、「八代さんは家族のようにみんなを大切にしている」とその魅力を語った。このようなトークを通じて、視聴者も八代亜紀の本当の姿を知ることができるだろう。
番組の終盤では、貴重な映像も多数放送され、八代亜紀のデビュー当時の写真やコンサート映像が登場する。彼女の歴史を振り返ることで、ファンにとって貴重な時間となることは間違いない。新沼謙治が「愛の終着駅」を、神野美伽が「おんな港町」を、岩崎宏美が「なみだ恋」をそれぞれ熱唱し、世代を超えて愛されてきた八代亜紀の音楽を再確認することができる。
さらに、八代亜紀の画家としての活動も紹介される。彼女は40代から絵画にも挑戦し、1998年にフランスの「ルサロン展」で5年連続で入賞するなど、幅広い才能を発揮している。四角いキャンバスの中で表現される彼女の作品もまた、視聴者の心をつかむだろう。
次回放送の『歌聖へのラブレター ~私しか知らない八代亜紀~前編・後編』は、11月8日(土)と15日(土)に放送される。同時に、八代亜紀の初のパリ公演を密着取材した特別番組もあり、彼女の音楽とアートの両方を楽しむことができる貴重な機会だ。音楽ファンはもちろん、八代亜紀に興味がある人にとっても、見逃せない番組となっている。