京都国立近代美術館で楽しむMoMAK Films 2025
京都国立近代美術館は、2025年度の映画上映スケジュールとして「国立映画アーカイブ所蔵作品選集 MoMAK Films 2025」を発表しました。本イベントでは、特に日本映画の音楽や女性映画人に焦点を当てた特集が組まれており、映画ファンには見逃せない内容となっています。
上映作品とスケジュール
2025年度の上映は、さまざまなテーマに分かれています。まず、5月24日と25日に開催される「日本映画と音楽——生誕100年 芥川也寸志」のプログラムでは、1960年の作品『白い牙』と、1962年に発表された『東京湾』を特集します。これらの上映の後にはアフタートークも予定されており、国立映画アーカイブ研究員が日本映画音楽史に関する貴重な解説を行います。
次に、8月30日と31日には「夏の終わりの日米ホラー・コメディ」と題し、1948年の『生きてゐた幽靈』と1993年の『キャプテン・スーパーマーケット』の二作品が上映されます。また、11月29日と30日には「動物と人間たち」プログラムが含まれ、2004年に制作された『犬と歩けばチロリとタムラ』と2005年の『カルメン』がラインナップされています。
そして2026年初めには「日本の女性映画人——自主製作からメジャーまで」がテーマで、映画製作の現場における女性の役割を浮き彫りにするプログラムも用意されています。
チケット情報と会場
全プログラムは、1プログラムあたり520円での販売で、中学生以下は無料です。また、障がい者とその付添者は無料になります。なお、当日はチケットでコレクション展も楽しめるため、幅広い観覧が可能です。
チケットは、オンラインプラットフォーム「e-tix」で購入することができます。各上映の定員は50席と限られているため、早めの予約をお勧めします。
マルチメディアと映画の融合
MoMAK Filmsでは、国立映画アーカイブが所蔵する約8万本にも及ぶ映画コレクションを基に、定期的な上映会を行っています。このプロジェクトは2007年度からスタートし、映画と美術館の相互関係にも着目したプログラム展開が行われています。今年も美術館を舞台に、映画の楽しさを広げる様々な企画が盛り込まれる予定です。
京都国立近代美術館での映画上映は、映画を単独で観るだけでなく、関連する展示やイベントとのコラボレーションで新しい体験を提供します。映画の背後にある文化や歴史を探求しながら、豊かな映像体験をお楽しみください。
詳細情報
詳しい情報やプログラムの詳細は、公式サイトで確認することができます。みなさんもぜひ、京都での映画の魅力を味わいましょう!
公式サイトはこちら