TASCAMが新たにポータブルレコーダーを発表
TASCAMは、32ビットフロート録音に対応した新しいポータブル音声レコーダー『DR-05XP』と『DR-07XP』を2025年2月に発売します。これらのモデルは、2021年にリリースされたコンパクトなレコーダーシリーズの次世代機として、音楽制作やフィールド録音などさまざまな用途に応える設計がされています。
新モデルの特長
この新製品は、音割れしない高品質録音を実現するため、32ビットフロート録音機能を搭載。これにより、録音時に入力レベルを調整しなくても、音質が損なわれることがありません。WAVフォーマットの32bit floatだけでなく、24bitや16bit、MP3形式にも対応しており、ユーザーはさまざまなニーズに応じたフォーマットを自由に選択できます。
また、USB Type-Cポートを備えているため、PCやiOSデバイスと簡単に接続できます。これにより、録音した音声を直接パソコンのソフトウェアに取り込んだり、ポッドキャストや楽曲制作、さらにはゲーム実況やASMR配信など多彩な用途で活用できます。
スペックと機能
- - DR-05XP: 価格22,000円(参考税込)
- - DR-07XP: 価格29,700円(参考税込)
どちらのモデルも最大512GBのmicroSDXCカードに対応しており、長時間の録音が可能です。DR-07XPには可動式マイクが搭載されており、単一指向性や無指向性の切り替えも容易で、シーンに応じて適した録音が行えます。
さらに、オーバーダビング機能、リバーブエフェクト、クロマチックチューナーなど、音楽制作に必要な多くの機能を内蔵。そして、バッテリー駆動で最大17.5時間の使用ができるため、屋外での使用にも便利です。
利便性を向上させたデザイン
軽量設計により、持ち運びが容易。片手で簡単に操作できるインターフェースで、迅速に録音を開始できます。特に、DSLRカメラやiPhoneと接続するためのアダプター(別売)の利用で、映像と音声の同期録音が簡単に実現します。
今後の展示会情報
新モデルは、『四国地区プロオーディオ機器展示会2025』や『九州プロライティング&プロサウンドフェア』など、複数の展示会でお披露目される予定です。これらの場で、実際の使い方や音質を体験することができます。
TASCAMについて
TASCAMは、プロフェッショナルな音響機器の製造で知られるブランドで、長年にわたり放送・録音現場で高い評価を受けてきました。今回の新製品も、その卓越した技術を基に開発され、音響業界の期待に応える一品となっています。これからの音楽や映像制作において、彼らの新たなレコーダーが重要な役割を果たすでしょう。