食品ロス削減
2025-06-26 13:28:23

ファミリーマートが取り組む食品ロス削減の新戦略「涙目シール」とは

ファミリーマートの新しい食品ロス削減への試み



株式会社ファミリーマートは、時代に合った持続可能な取り組みとして、消費者の感情に訴える新しい値下シール「涙目シール」を導入しました。このシールは、消費期限が迫ったおむすびや弁当など、中食商品の購入を促進するためのものです。2025年3月から全国の店舗に展開されることが決定され、すでに効果検証が行われています。

「涙目シール」とは?



この「涙目シール」は、単なる値下げの表示だけでなく、消費者の心に響くメッセージも添えられています。例えば、店舗で購入するお客様に対して、感謝の意を示すイラストやメッセージが記載されており、選んでくれたことへの感謝を表しています。4月に実施された効果検証では、東京都内の10店舗で4ポイントの購入率アップが確認され、中には購入率が10ポイント以上向上した店舗もありました。

この取り組みによって、消費者からは「値下額だけのシールよりも心理的に買いやすくて良い」と評価されており、購買行動にポジティブな影響を与えています。

おむすびの物語



「ぼく、涙目おむすび。消費期限が近いぼくたちを、みんなが選んでくれたおかげで、食品ロスが減ったんだ!選んでくれてありがとう!」と、ユニークなキャラクターが自らの存在意義を語ります。感謝の気持ちを込めたメッセージと可愛らしいイラストで、消費者に訴えかけるこのシールは、単なる商品の購入を越えた心温まるストーリーを生むことを目指しています。

環境への取り組み



ファミリーマートは、環境保護にも積極的に取り組んでいます。「ファミマecoビジョン2050」では、温室効果ガスの削減やプラスチック対策、食品ロス削減に向けた具体的な目標を掲げています。この中で、2030年には食品ロスを50%、2050年には80%削減することを目指しています。

これまでファミリーマートは、商品パッケージの改良や発注精度の向上、さらには「てまえどり」などの施策を通じて、持続可能な店舗運営を実現しようと努力してきました。

未来に向けた挑戦



実際、2021年7月から始まった「ファミマのエコ割」のようなシステムも全国のほとんどの店舗で活用されており、消費期限が迫った食品を値下げ販売することで、売れ残りを減らし、食品ロス削減に寄与しています。こうした取り組みが功を奏し、2025年度第1四半期の結果は、2018年度対比で33.1%削減の計画に対し、実績が34.1%に達しています。

これからもファミリーマートは、地域とのつながりを大切にしながら、環境に優しい取り組みを進めていく所存です。「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のスローガンのもと、持続可能な社会の実現に向けて新たな試みに挑戦し続けます。

詳しい情報や取り組みについては公式ウェブサイトにて確認できますので、ぜひご覧ください。


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