2026年1月、パリに新たな音楽拠点「ヤマハアーティストサービスヨーロッパ」が開設

【新たな音楽の拠点が誕生】
ヤマハ株式会社が、2026年1月にフランス・パリにオープンする「ヤマハアーティストサービスヨーロッパパリ」の設立を発表しました。この施設では、欧州を中心に活動するピアニストやピアノ専門家に向けた支援を強化し、演奏活動をサポートします。

これまでヤマハは、東京やニューヨークといった世界の主要都市において、ピアニスト向けのサービス拠点を展開してきました。これにより、ピアニストが最高の音楽体験を得るための細やかなサポートを行うことが可能となりました。同社の高い技術力を活かしたピアノ調律や、演奏家との対話を通じて得た知見は、製品開発の基盤にもなっています。

【施設の概要と機能】
「ヤマハアーティストサービスヨーロッパパリ」では、コンサート出演の機会を通じて、ヤマハのフラッグシップモデルであるコンサートグランドピアノCFXをはじめ、多彩なラインアップのピアノを紹介していきます。施設内には100名を収容可能なサロンが設けられ、コンサートやマスタークラス、レコーディングなどさまざまな音楽活動が行えます。

また、充実したピアノ練習室が完備されており、本番に向けた最適な練習環境を提供することを目的としています。欧州地域においては、これまでドイツのレリンゲンにサービス拠点がありましたが、パリのオープンを通じて、ピアニストや専門家との繋がりをさらに強化することができるでしょう。

【ピアニストへのメッセージ】
楽器事業本部の松木温部長は、「ヤマハは1900年からピアノ製造を始めて以来、125年間にわたって多くのピアニストやピアノ愛好家と共に歩んできました。その中で、ピアニストの声を反映し、質の高い音楽表現を実現する場所を提供したいと考えています」と語っています。新拠点で提供されるコンサートやイベントを通じて、より多くの人々にヤマハのピアノの魅力を体感してもらい、ピアニストにとっての助力になりたいとしています。

【施設情報】

- 名称: ヤマハアーティストサービスヨーロッパパリ
- 住所: 122 Rue de Javel, 75015 Paris, France
- 主な施設: サロン、ピアノ練習室等
- オープン: 2026年1月予定

新しい拠点がどのような影響を音楽シーンに与えるのか、今後の展開が楽しみです。