日本フィルハーモニー交響楽団は、2025年5月31日(土)に横浜みなとみらいホールで第407回横浜定期演奏会を開催します。この公演では、ハンガリーの名匠であるガボール・タカーチ=ナジが指揮を務め、ピアニストとして三浦謙司が初登場します。
タカーチ=ナジは、ブダペスト出身の著名な指揮者であり、現代ハンガリー音楽を代表する存在です。彼は、リスト賞やベーラ・バルトーク=ディッタ・パシュトリー賞、さらにはコスート賞など数々の栄誉に輝いています。その音楽に対する深い愛情と情熱が、彼の指揮スタイルに色濃く反映されています。
今回のプログラムは、ハンガリーの民俗音楽を取り入れたコダーイの名作《ハーリ・ヤーノシュ》をメインに据え、シューベルトの交響曲第7番《未完成》およびモーツァルトのピアノ協奏曲第21番が演奏されます。特に《ハーリ・ヤーノシュ》はツィンバロンという民俗楽器が活躍する作品で、民族音楽の魅力を存分に味わえる内容となっています。
音楽ファンにとって夢のような組み合わせであり、オーケストラの名曲を楽しみたい方や、吹奏楽でこの作品を演奏したことがある方、またハンガリーの文化や音楽を愛する方にとって見逃せないコンサートです。
加えて、モーツァルトのピアノ協奏曲のソリストとして登場する三浦謙司は、13歳でイギリスへ渡り、ベルリン芸術大学での学びを経て、ロン・ティボー国際コンクールで優勝した新進気鋭の才能です。彼の洗練された演奏と深い表現力は、聴衆を魅了すること間違いありません。
コンサートは17時にスタートしますが、開場は16時10分からとなっているので、早めに来場して雰囲気を楽しむのも良いでしょう。また、25歳以下の方には特別料金として、Ys席(2000円)での観賞が可能です。これは、若い世代にクラシック音楽へ触れる機会を提供する素晴らしい取り組みです。
チケット価格は、S席が8500円、A席が7000円、B席が6000円、C席が5000円、P席が4500円、Ys席が2000円となっており、詳細な情報は日本フィル・サービスセンターにて確認できます。28日に続く東京定期演奏会も控えており、この機会に素晴らしい音楽の世界に浸ることができるでしょう。
この特別なプログラムをぜひご体験ください。かけがえのない音楽のひとときが、あなたを待っています。チケットはお早めにご購入をお勧めいたします!