まず一つ目の「Next Fashion Designer of Tokyo 2026」は、都内在住または在学の学生や生徒を対象にしたコンクールです。このコンクールでは、フリー部門・インクルーシブデザイン部門に分かれ、参加者には独自のデザインを提案する機会が与えられます。昨年度は1000点以上の作品が応募され、審査員には著名なデザイナーたちが名を連ね、今年も期待が高まっています。
もう一つは、「Sustainable Fashion Design Award 2026」であり、日本の伝統的な着物の生地を使った新たなファッションを提案するコンクールです。この二つのコンペティションは、参加者が実務経験を積みながら、技術や知識を高める貴重な場でもあります。
「Next Fashion Designer of Tokyo 2026」では、東京藝術大学の長である日比野克彦氏やファッションディレクターの原由美子氏を始め、国際的な舞台で活躍するデザイナーたちが審査員として参加します。さらに、インクルーシブデザイン部門には、障害のあることに関する専門家も加わり、多様性を尊重したデザインを支持しています。
サステナブルな視点
一方「Sustainable Fashion Design Award 2026」では、リメイクやサステナブルなファッションをテーマに、LVMHのノルベール・ルレ氏や篠原ともえ氏など、多彩な視点を持つ審査員が集結します。ここでの課題は、伝統的な素材を現代のファッションにどう融合させ、世界に発信するかという点です。