テレビが記録したヒロシマ
2025-08-21 13:26:40

広島と横浜を繋ぐ「テレビが記録したヒロシマ」上映会の魅力と意義

広島と横浜を繋ぐ「テレビが記録したヒロシマ」上映会の魅力



2025年8月15日から17日、広島平和記念資料館で「テレビが記録したヒロシマ」上映会が開催されます。このイベントは、NHK広島放送局と広島の民放4局が共同で行い、各局が制作した核や平和に関する番組を上映するものです。実はこの上映会、被爆70年を記念して2015年からスタートし、今年で9回目を迎える歴史的なイベントとなっています。

解説付き上映の迫力



特に注目したいのは、8月16日と17日に行われる解説付き上映です。ここではTSSの報道部石井百恵記者が「アイ アム アトミックボム サバイバー~小倉桂子が伝え続ける理由~」の上映に合わせて登壇し、被爆者で証言者でもある小倉桂子さんの体験談を基に、被爆の実相を後世に伝える重要性について熱く語ります。国際的な視点から、英語字幕が付いた番組を通した証言は、広島の歴史を他国の人々に理解してもらうための大切な手段です。

来場者の関心と反響



今年は特に多くの来場者、1465名が広島会場に集まり、TSSの解説付き上映には166名が参加しました。地域を越えた家族連れや外国人観光客も見受けられ、彼らは英語版の番組を熱心に観賞しました。

こうした盛況ぶりをうけて、参加者からは「戦争や原爆について考える貴重な機会」といった感想が寄せられました。この声の背後には、戦後80年、被爆80年という節目において、より多くの人々が過去を振り返り、現在に生かすべき教訓を学ぼうとしている姿が見て取れます。

オンライン中継の新しい試み



加えて、今年の特筆すべき点として、横浜市での放送ライブラリーと連携したオンライン生中継が実施されることが挙げられます。関東地方に住む人々も、広島の番組制作者の話を直接聞くことができるチャンスが生まれるこの取り組みは、非常に好評です。来場者も「広島からの中継で貴重な話が聞けた」と語り、より多くの人と共有する大切さを実感しています。

文化的意義を持つ上映会



この上映会はただのフィルム上映にとどまらず、視覚的な体験を通じて参加者が戦争や平和について深く考える機会を提供します。93年前の出来事を今もなお語り継ぐことが、未来の平和を築くためにどう重要であるか、その思考が広がることが期待されます。

放送ライブラリーは、国内唯一の放送番組専門アーカイブ施設として、約4万本の番組を無料で公開しています。これにより、映像文化の理解促進と平和教育の重要性が、今後も広がっていくことが望まれます。

このように、広島と横浜を繋ぐ「テレビが記録したヒロシマ」上映会は、過去を学び、未来を考える重要な場となっています。今後の開催にも、期待が高まります。ぜひ多くの方に参加していただき、共に学びを深めていきたいと思います。


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