日本の映画館で楽しむ。話題の舞台『インター・エイリア』
イギリスのナショナル・シアター・ライブ(NTLive)が送る新作舞台『インター・エイリア』が、2023年12月26日(金)から日本の映画館で上映されます。この作品は、世界的にヒットした舞台『プライマ・フェイシィ』の制作陣によるもので、主人公である母親が育児と仕事をどのように両立しているかを描いています。
物語の中心には、法曹界で男性たちと対等に戦う主人公・ジェシカがいます。彼女の育てている息子が直面するある事件によって、彼女は自分の育児に疑問を持ち始め、これまでの人生や夫との関係に向き合わざるを得なくなります。この作品は、「親が子供に対して何ができるのか」、「親としてのあり方」といったテーマを扱い、人生における正解のない選択の重要性を問いかけます。
ジャスター・タルボットの特別映像
日本語版予告編も公開されており、作品の魅力を伝えています。特に注目すべきは、ナイーブな息子役を演じるジャスター・タルボットの舞台本番前の映像です。これを通じて、彼の日常や舞台に向けた準備の様子を見ることができ、日本語字幕も付いているため、より理解しやすくなっています。実際の映像は
こちらからご覧いただけます。
家族と仕事の難しさ
現代社会では男女平等が声高に叫ばれていますが、元々は男性が優位な価値観で成り立っていた社会の中で、家族と仕事の問題は依然として厳然たる現実です。『インター・エイリア』では、これらの問題を正面から問いかけるため、鑑賞後には作品のテーマについて考えさせられることでしょう。
この舞台は非常に力強いメッセージを持っており、鑑賞する価値があります。観客の心に強く残る作品であり、ぜひその目で体験してみてください。
上映情報
『インター・エイリア』は、東京のTOHOシネマズ日比谷やシネ・リーブル池袋、神奈川のTOHOシネマズららぽーと横浜、北海道の札幌シネマフロンティア、名古屋のミッドランドスクエアシネマ、大阪の大阪ステーションシティシネマ、熊本の熊本ピカデリーなど、全国各地の映画館で楽しむことができます。
上映は、追加劇場も随時決まるとのことですので、興味のある方は公式HPをチェックしてみてください。
NTLiveの他の作品
また、11月28日より同じくNTLiveの名作『欲望という名の電車』も東京のMorc阿佐ヶ谷で公開されます。この舞台は2014年にベスト演出として評価され、主演のジリアン・アンダーソンの熱演が話題になった作品です。
さらに、同じく11月28日からは『博士の異常な愛情』が北海道と名古屋にて公開されます。スティーヴ・クーガンが4役を演じるこの舞台は、現代においても pertinent なテーマを扱った傑作です。
2025年から2026年には、NTLiveの新作も予定されているようで、今後の展開も楽しみです。これからの季節、話題の英国舞台を日本の映画館でお楽しみください!
公式サイトはこちら:
NTLive